Googleは米国時間5月7日、年次開発者会議「Google I/O」で新たなスマートディスプレイ「Nest Hub Max」を発表した。これは、Googleが新たに拡大した「Nest」製品ファミリーの最初の製品だ。初めてのGoogle製カメラ内蔵スマートディスプレイでもある。
「Nest Hub」(旧「Google Home Hub」)のハイエンド版にあたるこの製品は、10インチのHD画面、「Nest Cam」としての機能も果たすカメラに加え、ステレオサウンド対応の大きなスピーカーを搭載する。229ドル(約2万5000円)と、価格的にも競争力のある製品となっている。Googleはまた、Nest Hubを149ドル(約1万6000円)から129ドル(1万4000円)に値下げする。
新しいジェスチャー制御によって、音楽や動画を再生および一時停止することができる。カメラはユーザーの顔を認識し、パーソナライズされた通知を表示する。ビデオ通話が可能で、それ自体は珍しくないが、カメラの視野の中で、話しながら動き回るユーザーを追跡することが可能だ。
「Googleアシスタント」が内蔵されており、Nest Hub Maxを音声で制御できる。Googleのスマートスピーカーと同じコマンドのすべてに反応する。ほとんどの質問に対し、追加情報が画面上に表示される。天気を尋ねると天気予報が表示され、食事する場所を検索するとレストランの画像が表示される。
タッチスクリーンでは、YouTube動画の視聴、対応するスマートホーム機器の制御、家族写真の表示も可能だ。実際、ユーザーが複数の写真をスクリーンセーバーとして順に表示させたい場合に、Googleは写真アルバムのキュレーションも実行してくれる。Nest Hubと同様に、周辺光センサーによって写真の明るさと暖かさがその場で調整され、美しく表示される。美しくというのは、掲示板に大きく表示された画像のようにという意味ではなく、フレームに入った実際の写真のようにという意味だ。ホーム画面上では、写真をタッチスクリーンの背景として常に表示させることも可能だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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