知識がなくても映像解析できるAIクラウドツール「SCORER Cloud Processing」

 フューチャースタンダードは12月12日、映像解析の知識や経験がなくてもクラウド上でAIによる映像解析ができる「SCORER Cloud Processing」の提供を開始した。利用時間に応じて費用が発生する従量課金制を採用しており、1時間70円から利用できる。


分析結果イメージ

 同社では映像解析プラットフォーム「SCORER」を運営している。カメラや映像に関する最新技術をブロックのように組み合わせ「安く・早く・簡単」に映像解析システムを開発できることが特徴だ。大手システム開発企業やAIベンチャーなどが保有している、一般的には利用できない高性能・高機能な映像解析技術、ネットワーク技術、クラウド技術、組込み技術の提供を受けており、それらを一元的に管理・利用できるという。


「SCORER」の全体図

 新たに提供するSCORER Cloud Processingは、このSCORERのクラウド版となるサービス。国内外にある複数の映像解析AIアルゴリズム提供企業と提携することで、アルゴリズムごとの設定や開発が不要。(1)解析したい映像を選択、(2)解析アルゴリズムを選択、(3)解析結果を確認・出力という3クリックで映像解析ができるという。

 利用できるAIアルゴリズムは、SenseVideo(中国 SenseTime)、SCORER Attention Counter(フューチャースタンダード、Open CV)、SCORER Pedestrian Counter(フューチャースタンダード、Open CV)。また、2017年内にMicrosoft AzureとRICOH Visual Recognition API。2018年年初にAyonix Face IDのリリースを予定している。

 同社では、2018年内に月間解析対象の総映像時間10万時間の達成を目指す。また、現在は小売店を中心にした関心度測定ツール「ESASY」や警備業界向けソリューションの開発に加えて、国内上場企業の課題解決の映像解析ツールとして活用されているが、今後はパートナー制度の策定も含めて検討するという。


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