Alphabet傘下のVerilyが医療向けスマートウォッチ--難病の研究にも貢献へ

Patrick Holland (CNET News) 翻訳校正: 編集部2017年04月17日 10時36分

 Googleの親会社Alphabet傘下のVerily Life Sciences(かつてGoogle Life Sciencesという名称で知られていた)が新しいスマートウォッチを披露した。だが、皆さんがこのスマートウォッチを装着することは、おそらくないだろう。

Study Watch
このスマートウォッチが一般消費者に販売されることはないが、医療研究に役立てられるだろう
提供:Verily Life Sciences

 この「Verily Study Watch」は、日付と時間のみを表示する簡素な円形E-inkディスプレイを備える。消費者向けの製品ではなく、医療研究向けに装着者の健康データを受動的に記録する。心電図や心拍数、皮膚電位、慣性運動を測定する複数の生理学的センサと環境センサを搭載する。

 Verilyはブログ記事の中で、Study Watchから取得されたデータが暗号化されて同社のクラウドサービスにアップロードされ、アルゴリズムと機械学習を使って処理されることを説明している。Verilyは「Personalized Parkinson's Project」と「Baseline」プロジェクトの一環として、Study Watchを使ってデータを収集したいと考えている。前者はパーキンソン病の進行を研究し、後者は病気が人体に及ぼす長期的な影響を研究するもの。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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