iPhone 6sのSIMロック解除を試す--手順ガイド:ソフトバンク編 - (page 2)

アップルのサポートページへの誘導、やや不親切に感じるナビゲーション

 アップルのサポートページでは、加入している通信事業者以外のSIMを差し込む方法と、「SIMカードをお持ちでない場合」として、iPhoneをバックアップしてデータを消去した上でバックアップから復元する方法が記されている。

 SIMカードがなくてもSIMロックの解除ができると分かったが、バックアップと復元にはそれなりに時間がかかる。今回は予定通り、他社のSIMを入れることにした。

iPhone のロックを解除して別の通信事業者でも使えるようにする方法 - Apple サポート

どのキャリアでも使える開放感

ソフトバンクSIMからApple SIMへ。結果はアクティベートできなかった
ソフトバンクSIMからApple SIMへ。結果はアクティベートできなかった

 ここまで来たらあとは簡単で、SIMをはずして入れ替えるだけだ。まずは、ダメ元でiPadで使用し、auでアクティベート済みの「Apple SIM」を入れてみた。ずっとネットワークを探しにいったままで、残念ながら使えないようだ。

 次に、スタッフから借りたauのSIMを挿入した。すぐに認識し、アクティベートを求められる。Apple IDとパスワードを入力すると、アンテナ部分に「au」の表記が登場した。すぐに「キャリア設定アップデート」が行われ、アップデートを選択すると、4Gの表記に切り替わった。

ソフトバンクからauのSIMに差し替えた
ソフトバンクからauのSIMに差し替えた

 きちんと接続できているか確認するため、Wi-Fiをオフにしてネットにアクセスしてみたが、問題なく使用できた。

 続いて、せっかくなのでドコモ版のSIMも試してみた。そのままau SIMから入れ替えただけだ。するとすぐに「docomo 3G」として認知され、ネットにアクセスを試している間に「キャリア設定アップデート」の表示が登場した。こちらも同様にアップデートすると、「docomo LTE」の表記に変わった。

SIMを入れると、アクティベーションを求められる。英語表記なのは、所有する端末の設定によるもの
SIMを入れると、アクティベーションを求められる。英語表記なのは、所有する端末の設定によるもの

 どのSIMでも使える、SIMフリー端末になったことが確認できた。実のところ、月々割もまだ残っているし、ソフトバンクの「アメリカ放題」も気に入っている。特にMVNOに変更したいとわけでもないので、元のソフトバンクのSIMに戻して運用し続けるつもりだ。ただ、実際にSIMロックを解除してみて、どのSIMでも使えるのは気分がいいと感じている。

  • アクティベートの画面で、Apple ID/PWを入力する。この時点では、まだネットワークは表示されない。なお、英語表示なのは、端末の設定環境によるもので、通常は日本語になる

  • アクティベートが完了するとネットワークに「au」のマークが出てきた。「キャリア設定アップデート」を完了すると……

  • このように4Gに対応した

SIMロック解除により、どのSIMも使えることが確認できた
SIMロック解除により、どのSIMも使えることが確認できた

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