グーグル、キューバでのネットサービスを拡大へ--オバマ大統領が明言

Jake Smith (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 矢倉美登里 高森郁哉 (ガリレオ)2016年03月23日 11時23分

 Googleがキューバの国営インターネットプロバイダーを超えて、同国におけるインターネットサービスを拡大する計画だと、Barack Obama大統領が現地時間3月20日、同国を訪問中にABC Newsに語った

 Obama大統領は、21日に放送されたインタビューで次のように述べた。「われわれがここで発表しようとしていることの1つは、Googleがこの島(キューバ)でWi-Fiとブロードバンドアクセスの拡大に着手する契約を結ぶということだ」

 Googleは今のところ、どのサービスをキューバで開始する計画なのか、どのようなコンテンツ制限がユーザーに課されるのかを明言していない。

 米政府は2014年後半にキューバと国交正常化に向けた交渉を開始し、2015年7月に国交を回復させた。

 2014年当時の発表で、米政府は「同じことを続けていて違う結果は期待できない。キューバを崩壊させようとすることは、米国の利益にならず、キューバ国民の役にも立たない」としていた。

 Googleはこれまでにも、発展途上国に進出してきた。同社は、成層圏で航空機の飛行高度の2倍の高さに気球を浮かべて、世界の遠隔地域にインターネットを提供する実験を開始した。

Googleの「Project Loon」による気球
Googleの「Project Loon」による3基の気球のうち最初の1基は、南米で打ち上げられた後、スリランカの上空に到達した。
提供:Google

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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