これまでキャリア向けを重視してきたHTCだが、SIMフリー市場への参入に関しては「1年間調査し、どれだけの需要があるか、参入して受け入れられるのかを見極めてきた」(玉野氏)という。その上で、デザインとサービス性を訴求できる商品はまだ出ていないと判断。今年末が参入ギリギリのタイミングと判断し、参入を決意したとのことだ。
また玉野氏は、今回のSIMフリー端末投入に際して「量販店では“格安スマホ”という名前で販売しているが、SIMフリー端末は安くないといけないというイメージができているのではないか。そこを変えていきたい」とも話している。それゆえHTC NIPPONでは、特徴ある製品や端末の品質はもちろん、サポートにも力を入れる方針を示している。
実際、HTCでは新しいSIMフリー端末の投入に合わせ、フリーダイヤルで問い合わせができるサービスセンターを設置。購入前後のサポートを実施するほか、故障時も自宅から修理品を送ってもらうことで、2日以内に修理し、全国どこでも5~7日で修理品を返送できるアフターサポートを実現するとのことだ。
なお、今回発表された2機種は10月中旬に発売予定。オープン価格とのことだが、HTC Desire EYEは52800円、HTC Desire 626は29800円での販売を想定しているとのこと。販売は全国の大手家電量販店のほか、Amazonなどのオンラインショップ、そして新たに開設するHTCのオンラインショップ「HTC e-shop」で実施するそうで、HTC e-shopではNTTコミュニケーションズのSIM(プランは未定)の取次販売も実施するとしている。
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