ロボット掃除機「ルンバ」で知られるiRobotだが、災害被災地での救助活動や、戦場での地雷除去、探索をするロボットなど、さまざまな製品を販売している。そのiRobotが米国時間8月19日、米国海軍とのあいだで400万ドル相当の「iRobot 110 FirstLook」および関連アクセサリ納入契約を結んだと発表した。
iRobot 110 FirstLookは、戦場などの過酷かつ危険な現場で、状況を把握したり何らかの遠隔操作をしたりするための小型軍用ロボット。
16フィート(約4.9m)の高さからコンクリートの床に落とされても正常に動き、水深3フィート(約0.9)でも機能する。大きさは長さ10×幅9×厚さ4インチ(ほぼ長さ25×幅23×厚さ10cm)で、重さは5ポンド(約2.3kg)。
窓やドアから部屋のなかに投げ込んだり、塀の反対側に投げ入れたりして使えるので、「Throwbot」(投げられるロボット)とも呼ばれる。カメラや暗視スコープ、マニピュレータなどが装着可能で、兵士が離れた安全な場所からさまざまな作業をする際に投入される。
iRobotは、5ポンドクラスの軍用ロボットのなかで最も能力が高いとしている。
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