手元に充電器を置いておき、まめに充電するようにしてほしい。Microsoft Bandは1度充電すると約48時間使用できると言われているが、実際には時間にばらつきがあった。
軽いランニング(1日20分程度、GPS追跡機能を有効にして)と日々のアクティビティを追跡させた場合、50時間ほど使用できた。この数字はMicrosoftの見積もりとさほど変わらない。多くのスマートウォッチは、1日持つか持たないかであるため、ずっと優れた結果だと言えるが、GPSを搭載したランニング用腕時計が最長2週間使用し続けられる点を考えるとまだまだ改善の余地があるだろう。ウォーキング時やランニング時にGPS追跡機能をずっと有効にしていると、バッテリ持続時間はおよそ5時間にまで低下した。
睡眠を追跡したり、1日を通じて活動状況を追跡し続けるというのであれば、このバッテリ持続時間は極めて制約が大きいと感じるはずだ。バッテリ持続時間の短さを考えた場合、Microsoft Bandは1日中使用するデバイスとしては実用的でないものの、ジムやランニングの後で腕から外す特定エクササイズ向けのアクセサリとして使用するのであれば十分だと言える。
Microsoftは有望なフィットネス用ウェアラブルデバイスに向けて最初の1歩を踏み出したが、考えられるありとあらゆる機能を搭載した結果、機能的な得手不得手が生み出され、結果的に使用しづらく、手がかかり、簡単に使えない複雑な製品になってしまっている。
Microsoft Bandの次世代製品に向けた望みはある。より長いバッテリ持続時間と、必要に応じてリアルタイムで運動を提示してくれるコーチ機能、情報をより有益なかたちで提示してくれるアプリを搭載することで、次世代の同製品は真の勝者になれるだろう。これは興味深い実験であり、スマートバンドの購入を考えているランナーは検討してみる価値があるかもしれない。しかし、日常生活にほんの少しフィットネス要素を加えたいと考えている人は、望みのエクスペリエンスを得られないかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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