凛ちゃん好き記者が独断と偏見で見た2014年の「ラブライブ!スクフェス」 - (page 2)

記者の独断と偏見による一押しメンバー中心に振り返る

 スクフェスのテーマとなっているラブライブ!は、音ノ木坂学院を廃校の危機から救うために立ち上がった9人の生徒が、スクールアイドルグループのμ’sを結成して活躍する姿を描いたスクールアイドルプロジェクト。作中のキャスト陣が、自らアニメーションミュージックビデオと同じパフォーマンスを行うライブステージも特徴となっている。2010年6月から開始し、当初は知る人ぞ知る存在だったが、2013年にTVアニメ1期が放送されてから一気に知られるようになった。

  • 「それは僕たちの奇跡」は、CDの発売から1週間後という早いタイミングでスクフェスにも実装された

 2014年2月にさいたまスーパーアリーナで2日間のワンマンライブを実施。記録的な大雪に見舞われたにもかかわらずファンで会場を埋め尽くし、ライブビューイングは国内にとどまらず韓国や香港、台湾、シンガポールでも配信されるなど、海外にも人気が飛び火していることを伺わせた。4月からはTVアニメ2期も放送。オープニングテーマの「それは僕たちの奇跡」のCDは、日本レコード協会のゴールドディスク(10万枚出荷)に認定された。また関連音楽商品の出荷本数は4月の段階で累計100万枚を突破するなど、数字的な実績も残している。さらに地上波音楽番組の出演も果たすなど、名前を広く浸透させつつある。

 そんなラブライブ!のコンセプトは“みんなで叶える物語”。展開初期から現在に至るまで投票や公募などの読者参加企画が数多く行われている。スクフェスにおいてもユーザー投票によって新しくカード化するメンバーとシチュエーションを決める企画を実施。お気に入りのメンバーに対してその思いを表現できる、なんらかの形でファンの声が反映されるのも特徴となっている。  

  • これはサマーガール決定戦のときのもの。メンバーとシチュエーションを選択する

  • このときの1位になった絢瀬絵里はURカード化し、特別ログインボーナスとして付与された

  • μ’sではなく、Nカードの部員だけを対象とした投票企画も初めて実施。上位メンバーには描き下ろしイラストとコメントが掲載された

 ちなみに筆者が最もお気に入りのメンバーといえば星空凛だ。音ノ木坂学院の1年生で、考えるよりも体が先に動くような元気あふれる体育会系の女の子。しゃべるときに語尾が「にゃ」「にゃー」となるのが特徴だ。どのくらいお気に入りかと言えば、これは以前からもそうであったが、2014年に入ってからの記事であるならばユーザー数200万人300万人400万人500万人600万人世界1000万人突破はもとより、英語版の配信コラボタブレットコラボハイレゾヘッドフォンアンプに至るまで、サムネイル画像を凛ちゃんにしているぐらいにお気に入りだ。

星空凛。ショートカットで、語尾に猫のような「にゃ」が付くのが特徴だ
星空凛。ショートカットで、語尾に猫のような「にゃ」が付くのが特徴だ
  • 凛ちゃんの誕生日は11月1日。彼女に限らずだが、メンバーの誕生日にログインするとラブカストーンがプレゼントされる

  • メンバーの誕生日にはホーム画面で特別なメッセージが表示されるので忘れずにチェックしておこう

  • 同じく1年生の小泉花陽。凛ちゃんと固い絆で結ばれている、と言っても過言ではないほどの大親友だ

 凛ちゃん中心に2014年の本作を振り返るなら、特待生勧誘におけるURカード化が3回と、上位報酬のSRカードが用意されたゲーム内イベントが3回開催。筆者はとりあえず特待生勧誘のURを各1枚ずつ、イベントについてはどれも上位報酬のSRは2枚を取っていた。もっともURは1枚しかないので覚醒できない状態だ。

  • 「遊びに行こうっ!」の特技を持つピュア属性のUR。どこかにお出かけする様子が描かれたイラストだ

  • 「パフェ一丁!」の特技を持つスマイル属性のUR。メイド風衣装に頭にのっている猫まで含めてお似合い

  • 「きらきら星」の特技を持つクール属性のUR。星の髪留めや星座のマークが書かれた本を手にしているのがポイント

  • 第5回スコアマッチの上位報酬となった「冬の思い出♪」の特技を持つピュア属性のSR(覚醒後)。冬の妖精をイメージさせる衣装と羽が目を引く

  • 第9回スコアマッチの上位報酬となった「おっきな水たまり」の特技を持つスマイル属性のSR(覚醒後)。ハスの葉とカエルの帽子がポイント

  • イベント「凛と一夜の間違い。」の上位報酬となった「妖怪にゃんこ」の特技を持つスマイル属性のSR(覚醒後)。“妖怪”といっても怖く感じない、かわいらしい黒猫さんだ

 3回あったイベントのうちのひとつ「凛と一夜の間違い。」は、小説「ラブライブ!School idol diary」とのコラボイベント。この小説はμ'sメンバーそれぞれの出来事や思いを描いた内容で、ゲームではそのなかのひとつのエピソードをフルボイス化。全5話構成で、イベントptをためるごとに順次開放していくというものとなっていた。

 このイベントでは、夜の学校の屋上で繰り広げられた凛ちゃんと希との会話を収録している。ちなみにスクフェスには収録されていないが、本誌ではなぜ語尾に「にゃ」を付けてしゃべるようになったのかというエピソードも収録されているため、気になる方は読んでみるのもいいだろう。

  • イベント「凛と一夜の間違い。」。真ん中にあるイラストにも注目

  • 星空がきれいな夜に、学校の屋上で交わされる凛ちゃんと希の会話がフルボイスで収録

  • 上位報酬のSRカードを覚醒させて絆をMAXにすると見ることができるサイドストーリー「妖怪にゃんこの生態」。どういったお話なのかは、見たユーザーだけのお楽しみ

 こと筆者が2014年を振り返ったとき、スクフェス外のことにはなるが、やはり“凛ちゃん回”というべきTVアニメ2期第5話の「新しいわたし」は触れておかなければいけないだろう。内容は一言で言うと、女の子らしさに自信がないという凛ちゃんのコンプレックスが克服されるエピソードとなっていた。

  • 挿入歌となった「Love wing bell」。TVアニメでは凛ちゃんがセンターで歌う姿が印象的

 2年生が修学旅行に行っている間、ファッションショーイベントの代理リーダーに抜擢されるのだが、自分はリーダーに向いていないこととかわいくないことをかたくなに言い張る凛ちゃん。一見すると自由奔放に振る舞っているように見えても、実は引っ込み思案であり、さらに小学生時代に男の子からスカート姿をからかわれたことがトラウマになって、女の子らしい自分が似合わないと思い込んでいる姿が描かれる。

 ストーリー展開の詳細は省くが、似合わないと言っていてもピンクのワンピースを持っていて内心は憧れていることを伺わせているところ、ウエディングドレス風のステージ衣装を着る花陽を一瞬だけ寂しげな表情で見るところ、1期でμ’sに入ることをためらう花陽の背中を後押ししたのとシンクロするように、花陽と真姫が背中を後押しするところ、最終的には自ら勇気を出してセンターとしてステージに立つところのシーンが印象的。それは単に女の子らしい衣装を着た姿を見られたというだけではなく、1年生トリオである花陽と真姫との絆や成長も見られたという意味でも心に残るエピソードとなっていた。

  • TVアニメにも登場したスカート型のレッスン服。これが凛ちゃんの“新しいわたし”の姿でもある

 このときステージで披露した挿入歌「Love wing bell」は、結婚式がイメージできるような曲であると同時に、5話とシンクロするような内容とも受け取れる。そのときの映像もウエディングドレス風の衣装を着て歌い上げているのをはじめとして、女の子らしさに目覚めた凛ちゃんの“新しいわたし”が存分に描かれており、今でも曲を聴くたびにそのシーンを思い返せる。

 すでに放送から半年ほど経過しているものの、いまだにあのときの衝撃と感動は覚えているぐらいで、記事の執筆にあたって見直すたびに涙腺が緩んでしまう。個人的な愛着も多分に含まれるが、2014年に見たアニメでも特に印象に残ったエピソードとなっていた。また余談だが、当時の放送終了後、周りの人からTwitterでどういうわけか「佐藤さんは大丈夫か?」と心配されるつぶやきが複数人からあった。凛ちゃん好きであれば当然ではあるものの、そうでなくても心に響く内容だったということを象徴している出来事だったと付け加えておきたい。

 今後のスクフェスの展開としては、前述の全世界ユーザー数1000万人突破を記念して、全世界共通投票イベントを開催中。これは、μ’sメンバーの「誰と、どんな旅行に行きたいか」を投票するもの。投票期間は1月15日15時までとなっている。また、2015年には初のリアルイベント「ハイスコアチャレンジ全国大会&スクフェス感謝祭2015」の開催が決定している。

 またラブライブ!の展開としては、2015年1月からはTOKYO MXやBS11をはじめとした各局でTVアニメ1期と2期を放送。2015年1月31日と2月1日には、さいたまスーパーアリーナのスタジアムモードで行うワンマンライブ「μ's Go→Go! LoveLive!2015 ~Dream Sensation!~」を開催。全国各地でライブビューイングも実施する。また5月からは全国10都市をまわるイベントツアー「μ's Fan Meeting Tour 2015 ~あなたの街でラブライブ!~」も開催。完全新作となる劇場版も制作が進行しているなど、まだまだファンである“ラブライバー”を楽しませてくれそうな展開が予定されている。

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