新たな一太郎と共に、日本語入力システムも同時にATOK 2014へとバージョンアップする。
タイプミスやPCのスペックに左右され生じる入力ストレスに着目したという。ATOK 2014ではPCの性能を判定し、自動で最適な設定にすることで変換動作を最大25%高速化。軽快な入力が可能になったという。
また、入力中にミスがあっても適切なことばを推測して変換できるよう「推測変換」機能の強化や、日本語入力オフに気づかずに誤って入力した英字の羅列も適切な日本語に変換する機能などを搭載した。
例えば、「消費税率」と入力したいのに、「そうひぜ」と打ってしまった場合でも、「消費税」「消費税率」の2つの候補が類推される。また、日本語入力をオンにし忘れた場合でも、Ctrl+Backspaceキーを押すと、変換できる状態になる仕組み。
このほかにもカタカナ語の言い換え提案や、数値の入力時に、ゼロを数えなくても分かりやすく表示する「数値入力ナビゲート」も搭載した。
パッケージ版のATOK 2014にはATOK Passportの1年間利用権をセットにすることも発表されたほか、クラウド専用のサービスもスタートした。
一太郎2014 徹の機能に、「花子2014」「Shuriken 2014」「詠太4」、洗練された書体「字游工房フォント」や、独特な用語解説で定評のある「新明解国語辞典」などを搭載した上位版の日本語ワープロソフト「一太郎2014 徹 プレミアム」(2万6250円)も発表された。
一太郎2014 徹 プレミアムの機能に加え、フォトレタッチソフト「Zoner Photo Studio 15 HOME J」、手軽にスキャンし、クリッピングが行える「一太郎マウス型スキャナ」を同梱した「一太郎2014 徹 スーパープレミアム」(3万4650円)もラインアップする。
ジャストシステム代表取締役社長の福良伴昭氏は、「一太郎は、これまで多くのユーザーに使っていただき、応援していただいてここまで来られた。今回は、ユーザーの皆様に『なるほど、これは使ってみたい』と思っていただけるような新しい提案が詰め込んだものになっている」と自信を見せた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境