サンフランシスコで開催された年に1度のIntel Developer Forumが終了し、落ち着きを取り戻したプロセッサ大手のIntelだが、同社がスペインの新興企業Indisysを買収したというニュースが静かに転がり込んできた。Indisysは自然言語認識技術を専門とする企業だ。
Intelは米国時間9月13日午前、米ZDNetにこの買収を認め、「Indisys従業員の過半数がIntelに加わった」と語った。
買収は、すでに5月31日に承認されていた。
買収の金銭的条件は明らかにされていないが、TechCrunchによれば、IntelはおそらくIndisysに2600万ドルを超える金額を支払っただろうという。
またIntelの広報担当者は、「Intelにとっては大した買収額ではない」と述べている。
今回の買収は、それほど驚くようなことではない。
Intelはすでに、ベンチャーキャピタル部門のIntel Capitalを通じてIndisysと関係がある。
Indisysは、2012年秋に完了した資金調達ラウンドにおいて500万ドル近くを集めたが、そのラウンドを主導したのがIntel Capitalだった。
Intelは、今週に入ってデータセンターのアーキテクチャで注目を浴びることが多かったが、同社はここしばらく、モバイル分野の方をはるかに重視している。
セビリアを本拠とするIndisysの製品ポートフォリオに含まれる自然言語と対話の管理ソリューションは、その多くがモバイルプラットフォームを対象としている。すなわち、販売と顧客サービスを促進するインテリジェントなバーチャルアシスタントアプリケーションだ。
だが、Intelは、Indisysのリソースをどのように統合するかについて沈黙を続けている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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