重要なのは、iPhoneとiPadに関する疑問だ。「廉価版」iPhone(中国などの新興市場だけで発売されたとしても不思議ではない)、「iPhone 5S」、薄型軽量化された「iPad 5」は発表されると考えて間違いないだろう。毎年恒例の「iPod」刷新に加えて、Macもさらにアップグレードされるかもしれない。「MacBook Pro with Retina Display」「iMac」「Mac mini」は、既にMacBook Airには組み込まれているIntelのHaswell CPUへのアップグレードがまだ実施されていない。
それ以外のことについて、「Magic 8 Ball」(編集部注:占いに使われる玩具)は「答えが漠然としているので、やり直してほしい」と告げる。iPad miniが刷新される可能性は高いが、Appleがホリデーシーズンまでに高解像度のRetinaスクリーンをiPad miniの7.9インチディスプレイに詰め込むことができるかどうかは不明だ。スクリーンが大型化されたiPhoneが登場するとのうわさもある。そして、Apple TVボックスには、いくつかのアプリ(Time Warner CableとCW Network)が追加されるはずだが、2013年中にリリースされるかどうかは分からない。
既存モデルのアップグレードではなく、本当の新製品についてはどうなのだろうか。大方の予想では、うわさの「iWatch」と「Apple HDTV」の登場は(それらが本当に登場すると仮定して、早くても)2014年とされている。とはいえ、CEOのTim Cook氏は4月に、「これ以上、具体的なことは明かしたくないが、今秋から2014年の発表に向けて、いくつかの素晴らしい製品の準備を進めている、とだけ言っておこう」と気の利いた言葉を述べている。Steve Jobs氏後の時代への移行を進めるCook氏とチームAppleがその約束を果たすことを、投資家も消費者も間違いなく期待している。
発表時期:9月中旬~10月中旬(見込み)。1つか2つイベントがあるかもしれない。
これまでに紹介した確定済みのイベントや開催の可能性が高いイベント以外では、2013年のホリデーシーズンに発売予定のソニーの「PlayStation 4」に期待してほしい。また、秘密のベールに包まれたIntelのストリーミングテレビボックス(「OnCue」という名称だと言われている)も2013年中に登場するかもしれない。それは、Intelが必要な数のテレビネットワークと契約を締結できるかどうか、あるいは、いつそれをできるかにかかっている。一方で、「Fan TV」のような新興勢力もじわじわとシェアを拡大するだろう。
もちろんこれらは、すでに判明している情報や、合理的に推測できる事柄にすぎないが、1件か2件の企業合併によって、いつ状況が一変するかも分からない。そして、現在のテクノロジ業界は、真に破壊的な何かがKickstarterなどを通じていつ登場してもおかしくない状況にある。
引き続き注目してほしい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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