しかしHorowitz氏はインタビューで、検索エンジンを作るのは「かなり難しいということが分かっている」と語った。
米CNETはFacebookにコメントを求めているが、回答は得られていない。
Google+に広告を組み込む予定があるかという質問に対してHorowitz氏は、ユーザーに混乱を与えることなく広告を追加する効果的な方法があれば、そうするだろうと答えた。
「Googleは収入を得る方法のことで苦しんではいない。われわれには本格的な計画がある」(Horowitz氏)
Googleは過去にソーシャルネットワークに挑戦してきたが、ほとんど成功してこなかった。同社の最新の試みであるGoogle+は、Facebookやほかのソーシャルネットワークサイトとの競争力を高めるために2011年にスタートした。Googleは9月に、毎月1億人がGoogle+を使っており、ユーザーの総数は4億人だとした。それはFacebookのユーザーベースよりはまだかなり少ないが、新しいソーシャルネットワークにとっては重要な節目だ。
Horowitz氏は11月28日、最新のユーザー数を発表することは控えたが、9月の数字は「古いものだ」と述べた。さらにGoogle+は、同社のほかのソーシャルネットワークが失敗した部分で成功を収めており、それはGoogleのCEOであるLarry Page氏やほかの同社幹部の支援によるところが大きいと語った。
「Larry氏は素晴らしい取り組みをしてきた」(Horowitz氏)
Google+は「Circles」を中心に設計されている。これは、ユーザーが自分のソーシャル空間内の人々を別々のカテゴリにグループ化できる機能だ。また、「Hangouts」と呼ばれるビデオチャット機能などもある。
Horowitz氏は、Google+は現在、Googleのほかの製品の「基礎的なレイヤ」になっており、「Googleにとってのアイデンティティ、関係性、そして関心のシステム」だとしている。Google+が目指しているのは、人々が友達の誕生日を祝うために訪れようとする場所であり、現在のFacebookによく似てはいるが、「整然としている」点で異なるサービスだと同氏は言う。
Google+は、整然とした意味のあるつながりを持てる場所でありたいと考えている。コミュニケーションは重要だ。現実世界と同じように、前後のつながりが重要になる。市場で遅れを取るのは決して気分の良いものではないが、それはわれわれに、ユーザーと話をして、どんなニーズが満たされていないか、そしてユーザーが何を好み、何を好まないかについて知る機会を与えてくれる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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