電力不足解決のために将来的に期待する自然エネルギーは何かを複数回答形式で質問したところ、最も期待が高かったのは「太陽光発電」で73.9%だった。次いで「風力発電」が59.5%、「地熱・温泉発電」が55.8%、「海流・波力・潮力発電」が41.8%となった。
電気料金の値上げに関する意識をみると、「電気料金の値上げは、消費減退の要因になると思う」は84.0%、「電気料金の値上げは、国内産業空洞化や失業率上昇につながると思う」は77.2%と、電気料金の値上げが国内の産業や景気に悪影響を及ぼすと考えている人が多数を占めた。
一方、電気料金の値上げが節電や省エネといった環境にやさしい生活を後押しするとの意見もみられ、「電気料金の値上げは、節電に効果を発揮すると思う」が57.6%、「電気料金の値上げは社会全体のエコ意識を高めると思う」が54.2%だった。
電気料金の値上げに対する賛否を尋ねた項目の「電気料金の値上げには反対」では、値上げに反対の「あてはまる」が87.6%、容認する立場の「あてはまらない」が12.4%となり、値上げに反対だとする意見が9割弱で多数派になった。
エコ住宅で本質的で不可欠だと思うものを複数回答形式で質問したところ、「省エネ性、高断熱・高気密等の高い住宅性能」が67.1%で最も高く、次いで「LED照明」が58.0%、「躯体の耐久性・長寿命」が53.8%、「太陽光発電システム等の創エネシステム」52.7%、「光熱費や劣化によるリフォーム等のコスト軽減」が51.1%となった。
LED照明や太陽光発電システムなどの省エネ・創エネ設備も重視されているが、それらよりも断熱性や気密性など住宅自体の性能が高いことが不可欠と考えられているようだ。
調査は5月24~5月28日に携帯電話によるネットリサーチで実施。有効サンプル数は2000人。
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