もう1つの「Center」は、「Game Center」である。このアプリケーションは、ユーザーが所有するゲームの全一覧と、同サービス上で付き合いのある人々を表示する。iOSの場合と同様に、ゲームの参照および起動、戦績の確認、リーダーボードの表示が可能である。
Mountain Lionに取り入れられたiOS機能として他に、共有に関するものが2つある。1つめは「Share Sheets」である。iOS 5に組み込まれたTwitter機能を使用したことがあるユーザーならば、ここでの概念はそれと同じだと考えてよい。Appleは、「Safari」「Preview」「iPhoto」などのアプリケーションにおいて参照中のコンテンツを、Twitterなどの他のアプリケーションやウェブサービスで共有するためのボタンを追加した。ユーザーは、TwitterのMac OS向けアプリケーションをインストールしなくても、Twitterへの投稿が可能となる。
もう1つ、共有に関連して追加されたのは、「AirPlay Mirroring」という形の画面共有機能である。この機能は、画面上の表示を720pビデオストリームで同一Wi-Fiネットワーク上にある「Apple TV」機器に送信することができる。またAppleは、「iTunes」ソフトウェアをアップデートして、コンピュータからApple TV機器へとビデオコンテンツを直接出力できるようにすることも計画している。
Mountain Lionには、iOSにはない固有の機能が2つ追加されている。1つめは「Gatekeeper」で、どのアプリケーションのインストールを許可または禁止するかを制御することによって、マルウェアを排除することを目的とした新しいセキュリティ機能である。
Mountain Lionのセキュリティツール内の新しい設定として、ユーザーは次のダウンロード先から1つを選択することができる。
Mountain Lionでは、デフォルトで2番目のオプションが選択されている。このオプションでは署名システムが採用されており、App Store以外のアプリケーションの作成者が登録されたデベロッパーであるかをAppleに確認する。
iOSにはないもう1つの追加点は、OS Xに対して中国ユーザー向けにいくつかのローカライズが加えられていることである。例えば、ローカルな検索エンジンなどとのシステム規模での連携が導入されている。またAppleは、中国語の入力方法にもいくつか調整も加えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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