その一方で、同社はソーシャルネットワーク上でのマーケティングがまだ初期の段階にあり、進化を続けていることも認めている。
「大半の広告主は今でも、Facebookが提供するリーチと関連性、ソーシャルコンテキスト、エンゲージメントを利用する最善の方法を学習し、試している段階だとわれわれは考えている」(S-1申請書) Facebookは別の収益機会として、手数料収入も挙げた。Facebookは開発者が製品(仮想的なものとそれ以外のもの)を販売するプラットフォームとしても機能しており、同社は売り上げの一部を徴収している。同社によると、Facebookで「Farmville」などのゲームを制作しているZyngaは、Facebookの2011年の総売上高の12%を稼ぎ出したという。売上高の10%以上を稼いだ顧客は他になく、FacebookはZyngaと良好な関係を維持できなければ、苦しいことになると警告した。 課金決済事業がFacebookの総売上高に占める割合は、依然として低い。2011年には、広告が売上高の85%を占めたが、その割合は2010年と比べるとかなり縮小した。
また、ウォール街に同意するように、短期的な財務上の利益よりも長期的な目標を優先したと述べ、業績は変動すると警告している。
Facebookは爆発的な成長を見せているが、同社のマーケティング予算も大きく増加している。Facebookは2011年に、前年度に比べて3倍以上に相当する2800万ドルを広告予算に注ぎ込んだ。同社は、ユーザー数の拡大を目指す過程で、費用が事業や利益を上回る可能性が将来的にあることを警告している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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