「iPhone 4S」は買いか--購入を迷っている人のための詳細レビュー(後編) - (page 3)

Kent German (CNET News) 翻訳校正: 石橋啓一郎2011年10月27日 07時30分

 Cards: iOS 5のリリースに合わせて、新しいグリーティングカード送付アプリがiTunesのApple Storeで提供された。Cardsを使うと、iOSデバイス上でカードをデザインし、Appleにそのカードを高品質な紙に印刷させ(そう、本物の紙だ)、それを自分が選んだ受取人に送ることができる。ただし、このサービスは有料だ。米国内でカードを送る場合は2ドル99セント、それ以外は世界中4.99ドルを支払う。手順は簡単で、デザインの選択肢も多い。

 ユーザー辞書: 新しいキーボードショートカット機能を使って、自分専用のユーザー辞書を作ることができる。これは目新しいものではないが、フレーズを入力するためのキーボードショートカットを設定することができる。これには、「設定」>「一般」>「キーボード」に移動して画面下の方にスクロールし、「新規単語を追加」を選択する。たとえば、「Talk to you later(後で話す)」というフレーズを入力し、ショートカットを「ttyl」とすることもできる。これで、それらの文字をメールやテキストで入力すれば、自動的にフレーズに展開される。

 別経路: 移動する人がありがたいと思うだろうもう1つの新機能は、別経路の検索機能だ。マップアプリでは、前のバージョンと同様に経路を検索できるが、従来は検索できる到着地点までの経路は1つだけだったのに対し、今回は2つの別経路も検索できるようになった(渋滞がある場合や工事で通行止めがあることを知っている場合に利用できる)。経路にタッチすれば、到着地点に着くまでにかかる時間を調べることができるので、状況に応じて一番よい経路を選べる。サンフランシスコで行ったテストでは、検索された経路はよい選択肢で、どこにいても便利に使えるだろうと思えた。明らかな欠点は、経路を決定した後も他の経路が表示され続けることで、これは邪魔になる。

iPhone 4Sに足らないものは?

 残念ながら、このセクションは必要だ。iPhoneのバージョンが上がるごとに、Appleはわたしの欲しいものリストの項目を実現してくれているが、このリストにはまだ多くのものが残っている。大きなものとしては、入力の自動補完、ホーム画面に個別の連絡先へのショートカットを作る機能、統合受信箱のメールを色分けする手段、BluetoothやWi-Fiのようなよく使う機能に簡単にアクセスする手段が欲しい。

 小さな要望には、HDMI出力ポートとNFCのサポートがある。また、メールにもSafariのリーダー機能が欲しい。iOS 5では、電子メールが特別なレイアウトで表示され、小さな画面で見やすい形に整形してくれない場面にたびたび出くわす。iOSデバイスでメールを読んでいる人の数を考えると、この機能は歓迎されるはずだ。

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