デキるリーダーの条件とは?--鍵は「本物」であること - (page 2)

John McKee (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2011年04月26日 07時30分

ティップス2:あなたと共に働いたことのある、あるいはあなたの知っている最高の上司について、時間を取って考えてみてほしい。そういった上司を頭の中で思い描くのである。そして、頭に浮かんだ特徴を書き留めてほしい。以下のような点について考えてみるのがよいだろう。

  • その上司は強固な意志を持っていたか?
  • その上司はあなたの私生活を気遣ってくれたか?
  • その上司はデキるリーダーだったか?仕事と私生活の双方の面でデキる人物だったのか?それともどちらか一方だけだったのか?
  • その上司は健康的で引き締まった体をしていたか?あるいは不健康で太っていたのか?
  • その上司の頭の回転は速かったか、それとも平均的なIQだったのか?(「人生の達人」のIQが常に高いとは限らない。)
  • その上司はコミュニケーションにおいて一方通行的であったか、それとも双方向的であったか?

 こういった質問によって、あなたがリーダーシップに求めるものを見極めるうえでのヒントが見えてくるはずだ。つまり、これらによってあなたがなりたいと考えているリーダー像を明確にするわけである。これは重要なことである。発展途上のスキルというものはすべて、獲得に向けて入念に計画し、努力していかない限り、あなたの強みとして本当に身に付けることはできないのだ。

 もちろんのことながら、状況はさまざまかもしれない。しかし、その核心は以下のようなものとなるはずだ。

 あなたが共に働きたいと願っている上司のように振る舞ってほしい。あなた自身が本物であると信じるスタイルを貫いてもらいたい。これによって、リーダーとしての自分に自信を持てるようになるはずだ。自らに自信を持つことができれば、新たなアイデアに対してより寛容になるとともに、自らの意見に固執することも少なくなるだろう。そして、ものごとが良い方向へと回り出すことになる。こういったことすべてにより、あなたは成長し、より素晴らしい上司になれるはずだ。

 しかし、これがうまくいかなかった場合にはどうすればよいのだろうか?正直に述べると、うまくいかない場合もあるだろう。万一うまくいかなかった場合、自らのスタイルを「臨機応変に変更する」という手法を学ぶことになる。まずは立ち止まって、あなたの置かれている状況を見極めることだ。その後、本物のあなたと調和するような新しいアプローチを試してみることになるだろう。

 意識的に、そして思慮深くスタイルを作り出していくことができれば、周囲の人たちに感銘を与え、あなた自身も驚くような結果が待ち受けているはずだ。

 必ずそうなるはずだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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