「iPhone 4」から「iOS」まで--WWDC 2010の発表内容を総括 - (page 4)

文:Josh Lowensohn(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年06月09日 11時40分

iPhone向け「iBooks」

 AppleはiBooksのiPhoneおよびiPod touch向けバージョンをリリースした。iBooksソフトウェアは6月の後半にもアップデートを予定しており、その後は(Amazonの「Kindle」アプリと同じように)電子書籍のページにメモを付けることが可能になる。PDFファイルもネイティブでサポートされるようになる。

 しかし最も重要な新機能といえそうなのは、デバイス間で購入と読書進捗状況を同期できるようになることだ。つまり、例えばiPadで読み始めたものの続きを、iPhoneで読むことが可能になる。これがすべて、コンピュータに接続したり、同じコンテンツに2度料金を支払ったりすることなくできるようになる。

その他の情報

  • WWDC 2010には、57カ国から5200人が参加した。
  • iPadは59日間で200万台販売され、7月末までには19カ国で発売される予定。
  • 現在までに、iPhone、iPod touch、iPad合計で1億台販売された。
  • 現時点でiPad専用アプリの数は8500、iPhoneアプリの数は20万。
  • 現時点でApp Storeで公開されているアプリの数は22万5000。
  • Appleへのアプリ申請件数は週に1万5000件、言語の数は30。そのうち95%が7日以内に承認されている。
  • iBooksアプリのユーザーは65日間に500万冊の電子書籍をダウンロードした。
  • Appleは現在までに(売り上げの70%の分配として)合計10億ドルをデベロッパーに支払った。
  • 人気のあるNetflixのiPadアプリは2010年夏にiPhone対応となる予定。Wi-Fiまたは3Gで使用可能で、HTTPアダプティブビットレート再生を採用する。
  • Zyngaの「Farmville」は数週間のうちにiPhone対応となる。このゲームは、Facebookでの月間アクティブユーザー数が7000万人に上る。ゲームの続きをiPhoneからFacebookへ、またその逆に引き継ぐことができる。
  • Activisionが、同社のiPhoneアプリ「Guitar Hero」の新バージョンのデモを行った。
    • この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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