GoogleがモバイルOSに進出したとき、人々は、NokiaやResearch In Motion(RIM)といった古参企業やAppleといった新興企業(少なくとも同社には数十年にわたる世界水準のソフトウェア開発という利点があった)に支配されている市場に、検索企業がどのように割り込めるのかと言って笑った。ところが、これはGoogleにとってうまくいっているようだ。同社は今や、米国のスマートフォンOSにおいて、RIMに次いで2番目に大きなサプライヤーであり、Appleをしのいでいる。
Googleが20日に招いたようなCEOの面々を集めることのできる企業は、あまりない。6人の主要な家電業界とコンピュータ業界のCEOのスケジュールを調整するには、舞台裏で多大な努力を必要としたに違いないし、これらのCEOたちは、1月にラスベガスで開かれたInternational CESですら、全員が出席していたわけではない。IntelのCEO Paul Otellini氏、ソニーのCEO Howard Stringer氏、LogitechのCEO Jerry Quindlen氏、DISH NetworkのCEO Charlie Ergen氏、Best BuyのCEO Brian Dunn氏、Adobe SystemsのCEO Shantanu Narayen氏というそうそうたる面々だ。
われわれが先週示唆したように、Googleはその進化の過程で、テクノロジ業界を自らの軌道に乗せる地点に達しようとしている。次のことについて考えてみてほしい。Intelとソニーは20日、このような製品を作ろうとした両社の失敗を強調するような発表の中で、Googleの脇役を務めた。
そして、Googleの主導する3社連合が、AppleのCEOであるSteve Jobs氏と同氏がこの数年で成しとげたことのすべてについてどのように感じていようとも、Googleは20日、この上なく明確な戦線を引いた。同社は、Appleと同じくらい卓越した家電ソフトウェア企業になりたいと思っており、それを単独で行うのではなく、業界の支援を集めることによって、その戦略を進めようとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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