宣誓供述書によると、HoganさんはGizmodoからその携帯電話を1万ドルで買い取るとの申し出を受けたとMartinsonさんに話し、100ドル紙幣で5000ドルが入ったカメラボックスをMartinsonさんに見せたという。「Martinsonは、Appleがその新しいiPhoneに関する正式な製品発表を行った場合、HoganがGizmodo.comから7月に現金でボーナスを受け取るという話も、Hoganから聞いたと供述している」(宣誓供述書)
サンマテオ郡の刑事Broad氏によると、午前0時の少し前にMartinsonさんから緊急の電話を受けた翌日、ファームヒル大通りのアパートを捜索することを要請する文書の作成に取りかかったという。そのときの電話でMartinsonさんは、Hoganさんと彼らのルームメイトであるThomas Warnerさんが問題のiPhoneに関するすべての証拠をアパートから持ち去り、2台の車で別々に立ち去ろうとしていると話した。Broad氏は、Hoganさんが同じくレッドウッドシティにある父親の家にいることを突き止め、Hoganさんのコンピュータが近くの教会に捨てられたことを知ったと言う。
Warnerさんは午前1時にその家に姿を現し、2件の未決軽罪令状で逮捕された。宣誓供述書によると、WarnerさんはiPhoneのプロトタイプステッカーはChevronのガソリンスタンドで財布から落ちたと主張したが、その後、512Mバイトのサムドライブと1GバイトのLexar Media製コンパクトフラッシュカードはハーディング大通りの茂みの下にあると話したという。警察はセコイアキリスト教教会に放置されたHewlett-Packard(HP)製コンピュータなど、廃棄されたすべてのハードウェアを回収したと話している。
5月14日、Martinsonさんと電話で連絡を取ることができたが、コメントは得られなかった。
Broad氏は4月28日、サンマテオ郡のClifford Cretan判事を説得し、通常なら数日後に開示される宣誓供述書を非公開とする命令書に署名してもらった。
米CNET(CBS Interactiveが運営)とAssociated Press、Bloomberg、Los Angeles Times、Wired.com、California Newspaper Publishers Association、First Amendment Coalitionで構成されるメディア企業グループからの動議を受けて、Cretan判事は5月14日、自らが下した裁定を覆し、状況が変わったので秘密主義はもはや必要ないと述べた。
「わたしには、今の段階で宣誓供述書を開示するのが適切なことに思える。もはや、非公開とすることに重要な利益があるとは言えない」(Cretan判事)
14日午前の審理中に、サンマテオ郡のChris Feasel地区検事代理は判事に対し、「現時点で裁判所に捜索令状を開示する権限」を付与する前例はないと述べた。Feasel地区検事代理は、容疑者が起訴されて刑事被告人になるまで、報道機関にそうした文書にアクセスする権利はないと主張していた。
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