高級ケータイのトレンド、それはアナログ時計搭載だ!--中国トンデモケータイ - (page 4)

最大(にして唯一?)の機能、時計を使ってみるぞ

 電源を入れたけど、やっぱり最初に使いたい機能は中身じゃなく外側、そう、時計機能だろう。ケータイに腕時計を内蔵しちゃうくらいなんだから、結構あれこれできるかもしれないじゃないですか。もしかしたら近未来の腕時計のあり方を変える製品になっているかもしれないし。

 でも改めて時計部分をアップで見てみると、うーん、やっぱりフツーの時計にすぎないような気がする。それにダイバーウォッチ風だけど外側のリングは回らない。てかネジでしっかりと留めてある。そうそう、メーカー名はXuanhua、型番はD68である。腕時計の文字盤にはデザインされたメーカーロゴと、そしてURLとして「www.xuanhua.biz」が表示されている。bizドメインを取ってるあたりはメーカーのやる気を感じるし、文字盤もなんとなくカッコよく見えちゃうから不思議だ。

 さて本体を横から見てみると時計の部分が盛り上がってる。薄くするのはやっぱり難しいのだろうか。というか単純に「ケータイの背面にそのままアナログの腕時計を埋め込みました」ってだけなのかもしれない。実際、このD68を起動してメニューを見てもアナログ時計に関する機能は一切ない。すなわち外側の時計は時計として単独で使ってね、ということなのだ。ま、予想はしていたけどね、ちょっとがっかり……。

本体を横から見ると、時計部分がみごとに盛り上がっている 本体を横から見ると、時計部分がみごとに盛り上がっている(※画像をクリックすると拡大します)

 ということで時計の時間を合わせるためには、横のリューズを引っ張って針を動かすというフツーの方法でやるしかない。そういや電池を抜いても時計が動くのだが、もしかしたらこの時計の内部にボタン電池が埋め込まれているのかもしれない。ってことはボタン電池の寿命が来たら外側の時計は無用の長物になってしまう?まぁ機能のないアナログ時計だけに電池のもちを心配する必要はないかもしれないが、トンデモケータイだけに使っているボタン電池の質もちょっと心配だ。

 ということは、このアナログ時計、時計としてそのまま使えってことで見た目やファッション性、高級感を高めるためだけに搭載されているのだろうか。実はこのD68、背面に小さいサブディスプレイが搭載されており、ここに時間や電池残量が表示される。ところが画面を開いたときは常時表示なのだが、閉じたときは一瞬しか表示されず、普段はディスプレイが消灯してしまうのだ。側面のボタンなどを押しても再点灯はされない。つまり今の時間を知りたかったらこのアナログ時計を見ればいいわけで大変便利ってわけ。まぁこれはソフトの設計が悪いだけなんだけどね。

アナログ時計部分のアップ アナログ時計部分のアップ(※画像をクリックすると拡大します)
メニューを見ても、アナログ時計機能は一切ない メニューを見ても、アナログ時計機能は一切ない(※画像をクリックすると拡大します)
時間合わせはリューズで。携帯の画面からできたら便利なのになぁ 時間合わせはリューズで。携帯の画面からできたら便利なのになぁ(※画像をクリックすると拡大します)
電池を抜いても時計は動く=ボタン電池が入っているっぽい 電池を抜いても時計は動く=ボタン電池が入っているっぽい(※画像をクリックすると拡大します)
サブ液晶は、本体を開いているときしか時計表示されない サブ液晶は、本体を開いているときしか時計表示されない(※画像をクリックすると拡大します)

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