相次ぐグループ企業の完全子会社化、非上場化を発表し、グループの再編を急いでいるが、株式市場の評価は芳しくない。インテリジェンスとの株式交換比率発表後にリポートを作成した外資系証券では「シナジー(相乗)効果による収益成長は期待できない」とコメントしている。
USENは2007年3月に本社を六本木ミッドタウンに移している。その後、業績面、株価面ともに良いところがない。社運を賭けて取り組んできたインターネット動画事業「GyaO」の先行きにも不透明感が強まっている。このところのUSEN株は、「株価動向よりも迷走ぶりに注目が集まっている」(市場筋)との厳しい意見もある。
USEN株は業績面の低迷を受けて連日で実質的な上場来安値を更新。14日には320円まで下落。2年半前のライブドア・ショックの直前には3820円の高値を付けており、同社株の凋落ぶりが見て取れる。
今後は、市場で不透明さが指摘されているグループ再編の効果を見定める必要がある。同社株復活には険しい道が続きそうだ。
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