では、肝心の受信感度はどうだろうか。
結論から言うと、本製品の受信感度は非常に高い。JR総武線の三鷹〜新宿間で試用してみたが、本製品の受信感度は、前回レビューしたアイオーの「SEG CLIP」かそれ以上だ。標準のアンテナではやや電波が受信しづらい場合もあるが、前述の高感度アンテナに交換すれば、SEG CLIPや、グリーンハウスw-oneと肩を並べるほどの感度を誇る。
また、使っていて非常に好感が持てるのが、チャンネルの切り替えが競合製品に比べて高速で、かつデータ放送画面もそれに追従して素早く切り替わる点だ。ワンセグに限らず、デジタル放送では少なからずストレスが溜まる部分だが、本製品においてはそうしたストレスはかなり低い部類に入る。
一方、やや残念に思われるのが、画質が多少荒く見える点だ。ワンセグ画面のサイズがデフォルトでは完全な等倍ではなく、110-120%ほどに拡大表示されることもあり、SEG CLIPのそれと比較すると、やや荒さが目立つ。
映像ソースにも因るのだが、たとえばニュース番組内に表示されている字幕などは、かなり判読しづらい。ビデオテープで言うところの3倍モードのような画質と言えばわかりやすいだろうか。同じワンセグでも、他社製品に比べるとやや画質面はマイナスだと言える。
色調についても、やや地味目。コントラストや鮮やかさといった設定項目はあるが、全体的におとなしい印象で、たとえばグルメ番組などを観ていても、あまりメニューが色鮮やかに見えない。もうすこしくっきりしてくれたほうが個人的には好印象だが、これは好みの部分もありそうだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス