筐体デザインは従来モデルから一新され、より直線的なデザインに変更された。そのぶん外形寸法はひとまわり大きくなったが、競合他社の製品に比べると小ぶりなほうだ。カラーリングは従来モデルと同じく、ホワイトを基調としている。
録画機能やEPG、iEPG対応といった基本的な機能に加え、本製品では競合製品がサポートしている機能を軒並み取り込んでいる。たとえば、タイムシフト再生、データ放送、Vistaのガジェット対応などだ。こうした「いいとこ取り」は、利用する側として大いに歓迎したい。個人的には、録画した番組を再生する際の15秒/30秒スキップが可能な点を高く評価したい。
また、2本以上の「ちょいテレ」を接続し、複数の番組を同時に視聴できる機能も健在だ。本製品を9台買って画面を3×3で表示……というのが現実的かどうかは定かではないが、そうした用途に耐えられる製品は、今のところ本製品が唯一である。
USBコネクタはキャップで覆われており、PCとの接続時にキャップを取り外してUSBポートに挿入する構造になっている。キャップにはストラップが付属しており、本体後部に取り付けることができる。
本製品で特筆すべきなのは、アンテナ類のオプションの豊富さだ。本製品には通常のアンテナのほか、高感度アンテナ、外付けアンテナ、家庭用アンテナに接続できるF型変換アダプタが付属している。受信感度に合わせ、これらを使い分けて利用できるというわけだ。
特に、長さが30センチほどある高感度アンテナはなかなかパワフルだ。後述する電波感度の実験中も、通常のアンテナをこの高感度アンテナに交換しただけで、バッチリ受信できるようになったことが何度かあった。おそらくほとんどのユーザーは、この高感度アンテナを装着した状態で、本製品を利用することになるだろう。
また、USB据置ケーブルが添付されているのも芸が細かい。一般にUSB接続のワンセグチューナは、PC本体に直結している状態よりも、延長ケーブルなどで本体から離して設置したほうが、受信感度はよくなる。単純にアンテナを交換するだけでなく、こうした選択肢も用意してくれているというのは、ユーザーにとってはありがたい話だ。
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