初代の「ちょいテレ」は、当時の競合製品になかった録画機能と、その筐体のコンパクトさが市場に受け、爆発的なヒット商品となった。しかし、肝心のワンセグの受信感度はというと、その後発売された競合製品に比べ、いま一歩劣っていたというのが本当のところだ。
その点、今回の製品は、まず受信感度の向上が念頭に置かれていることが、試用していてもよくわかる。性能そのものの向上はもちろんのこと、オプションの豊富さでも他社の追従を許さず、電波の入りが悪くて困るということは、競合製品の中でも少ない部類に入ると思われる。
USBワンセグチューナへのユーザーの不満の多くが「受信できない」であることを考えると、本製品は、購入する際の選択肢の筆頭に来る製品だと言える。これから新規にUSBワンセグチューナを購入するユーザーはもちろんのこと、第1世代のモデルを持っているユーザーが買い換える価値も、じゅうぶんにあるだろう。
1971年秋モデル。大手PC周辺機器メーカーで販促・マーケティングを担当する一方、テクニカルライターとして活動。現在はNTTデータキュビットにてコンサルティング業務に従事しつつ、PC周辺機器のレビュー、ライフハック記事執筆から、エイプリルフール記事の企画構成まで脈絡もなく活動中。
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