Windows Mobileは、単にOSの機能だけでなくPDAとして必要なソフトウェアがひととおり揃っている。X01HTに搭載するWindws Mobile 5.0では、ウェブブラウザのInternet Explorer Mobileをはじめ、メールやスケジュールのPocket Outlook、さらにオフィススイートのOffice Mobileでは、Word、Excelの読み込みや編集、PowerPointファイルの閲覧、さらにPDFビューワーが備わっている。
また、標準搭載ではないが、セキュリティソフトも用意される。My SoftBankのサイトからダウンロードして利用できる。有料のソフトウェアだが2007年3月31日までは無料で利用できる。
そのほか、Windows Mobile用で、X01HTに対応したソフトウェアが利用可能。CPUは「400MHz SamsongスタックCPU」としており、W-ZERO3はじめWindows Mobile搭載機に多く採用されるインテルのPXAシリーズと同じARMアーキテクテャーを採用する。
「X01HT」を使う上で最も多用すると思われるブラウジング速度も、通信速度が早いこともあいまって快適に表示できることが多い。ただし、残念なのは液晶画面が320×240ドットである点。このため、ウェブページによっては横スクロールを多用しなければならず、その場合の閲覧は少し手間取る。
2.8インチ、320×240ドットのカラー透反射形のTFT液晶画面は、キーボードをスライドでせり出せば自動的に横型でも表示することができ、その場合は、横スクロールの頻度も少なくなる。
また、携帯電話のネットワークの特長で、PHSネットワークを使ったW-ZERO3とは違い、ブラウジング中に電話の着信があった場合も着信音が鳴り、電話に出ることができる。
X01HTの通信方式は国内でW-CDMA方式とその高速通信規格であるHSDPA。HSDPAは下り最大3.6Mbpsの通信速度を持つが、このX01HTでは最大1.8Mbpsとなる。HSDPAのエリアは現在、東京23区と政令指定都市の一部で、HSDPAが利用できるか否かについても端末には表示されない。HSDPAのエリアでないW-CDMAのエリアでは384kbpsで通信できる。
肝心の電池の持ちだが、1300mAhの容量を持つリチウムイオンポリマー電池によって、W-CDMAネットワークで連続待ち受けが最大約250時間で、画面をオフした場合の連続通話が約4時間となるが、ウェブブラウジングを行った場合の連続通信時間は閲覧サイトやページの移り変わりの頻度によって異なる。
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