また「e-three HS300」は、モバイル用途を想定して設計・開発されている。たとえば、「e-three HS300」はB5ファイルサイズを選択しているが、これよりさらにサイズを小さくすると、持ち運びには便利になる。しかし、画面の文字やキーボードも小さくなってしまうので、作業効率を低下させてしまう結果となるのだ。モバイル環境での利用を真剣に考慮し、どこでも快適に使用できる条件を追求した結果、ソーテックはB5ファイルサイズが適切なサイズであるという結論を出したのである。
また「e-three HS300」は、12.1型TFT液晶(1024×768)を採用している。このサイズなら、画面が小さくなりすぎることもない。キーボードには17.6mmピッチを確保し、デスクトップと変わらない日本語入力環境を提供している。キーストロークもある程度の深さを確保しているため、モバイルノートPCとしてはかなり打ちやすい。キートップの刻印も大きく、ミスタッチを減らす効果も期待できそうだ。 モバイルでの利用に重要なポイントとなる入力インターフェース。ここにも気配りが感じられる。たとえば、ネットブラウズ時の操作に便利なタッチパッドだが、タイピング時にうっかりタッチバッドに指が触れてしまうと、マウスカーソルが移動して操作ミスの原因となる。こういったトラブルを避けるため、「Fn」キーと「F9」キーを同時に押すだけでタッチパッド動作が切り替えられる。タイピング時にはタッチパッド動作を無効にしておけば、操作ミスを防ぐことができるというわけだ。
外出先での書類の作成や、出先でのプレゼンテーション用途として、モバイルノートPCを持ち歩く法人ユーザーは多いだろう。
「e-three HS300」は、質量約1.58kg。片手で充分持てる重さであるため、持ち歩いても苦にならない。また、筐体裏側には持ったときに指が入り込むスペースがあるため、ホールド感も高く、手が滑りにくいデザインとなっている。
バッテリ駆動時間は、標準で約4.5時間。オプションの長時間リチウムイオンバッテリを使用すれば約6.8時間という長時間稼働が可能だ。つまり、丸1日外回りで使ったとしても、途中で充電する必要がない。となれば、ACアダプタを一緒に持ち歩く必要もない。できるだけ身軽に動きたいビジネスマンにとってありがたい仕様である。
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