Lazard Capital Marketsのアナリストが米国時間3月31日に発表した調査リポートによれば、Appleは、新たに32Gバイトのフラッシュメモリを搭載するハイエンドモデルのiPhoneと、ローエンドの3GバージョンiPhoneを、今春より製造開始するという。
両モデルの製造には、4月から着手して、5月には販売のメドが立ち、6月に正式発表となる可能性が高いと、Lazard Capital MarketsのアナリストであるDaniel Amir氏は、発表リポートで語っている。
しかしながら、同氏は、新たなローエンドモデルの発売が、BRICsと呼ばれる新興市場4カ国(ブラジル、ロシア、インド、中国)に限られることや、ハイエンドモデルの発売が、北米および欧州市場でスタートする見込みであることも明らかにしている。
ローエンドモデルは、3Gネットワーク上で動作し、Wi-Fiには非対応の可能性がある。一方、ハイエンドモデルは、NANDフラッシュメモリの容量を、16Gバイトから32Gバイトへとアップし、カメラ機能の改良が図られると、Amir氏は、AppleのiPhone販売チャンネルパートナーからの報告なども引用しつつ、述べている。
さらに、Amir氏は、2009年第1四半期および第2四半期中のiPhoneの出荷台数が、現在のウォール街の予想台数を上回る可能性が高いとの予測も出している。
Amir氏は、2009年第1四半期のiPhone出荷台数が、ウォール街での300万〜350万台という予測値を上回り、380万〜400万台程度になるとしている。
また、第2四半期のiPhone出荷台数は、前年同期比で3〜4倍となる、700万〜800万台に達するとの見通しを明らかにした。このうち、Appleが発表予定の新モデルのiPhoneが、およそ300万台を占めることになるという。ウォール街では、Appleの第2四半期のiPhone出荷台数として、650万〜700万台との予測値が発表されている。
この件に関して、現時点では、Appleから一切コメントが得られていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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