Appleの地図アプリ「Maps」が、ユーザーが「iPhone」や「iPad」でコピー/ペーストした情報を使用することが、このたび開発者向けにリリースされた「iOS 10」ベータ版から明らかになった。たとえば、ある住所をコピーすると、Mapsの新しいアプリウィジェットが運転経路の案内を表示するといったことが可能になる。この機能はユーザーが「Google Maps」内の位置情報をコピーした場合にも同じように動作し、友人にテキストやメールで簡単に道案内を送れるようになる。
Google Mapsで住所をコピーした場合、AppleのMapsは「Recently viewed in Google Maps」(最近Google Mapsで閲覧)というメッセージにより、この操作の情報を利用することを通知する。このメッセージは参照元に応じて変わり、Googleのクラウドソーシングによるナビゲーションアプリからであれば「Recently viewed in Waze」(最近Wazeで閲覧)に、ウェブからであれば「Recently viewed in Safari」(最近Safariで閲覧)になる。
データがAppleに転送されるかは、不明だ。
Appleに対し、この機能およびこれが消費者のプライバシーに与える影響についてのコメントを求めたが、今のところ返答はない。また、Googleも現時点でコメントの要請に応じていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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