Appleは、アプリのテストや分析を手がける新興企業Burstlyを買収したと報じられたが、米国時間2月21日、具体的な言及はないものの実質的にほぼこれを認めた。
Appleの広報担当者は米CNETの取材に対し、「Appleは小規模なテクノロジ企業をたびたび買収しており、通常われわれは当社の目的や計画についてコメントしない」と述べた。
BurstlyはTestFlightなど人気の高い開発者向けサービスを運用している。TestFlightは、アプリ開発者がアプリを広範にリリースする前に少数のユーザーに配布して、フィールドテストを実施できるようにするサービスだ。そうすることで開発者は、製品をアプリストアで正式にリリースしなくても、不具合に対処したり、アプリ内課金機能やクラッシュに対するアプリの耐性などを監視したりできる。
またBurstlyは今週、TestFlightプラットフォームにおける「Android」アプリのサポートを終了すると発表した。これは、Appleが新たな親会社となって「iOS」の最大のライバルに便宜を図るのをやめたことを明確に示すものだ。Androidのサポートは3月21日をもって正式に終了する予定となっている。
この買収のニュースを最初に報じたTechCrunchは、BurstlyのエンジニアたちがすでにAppleで働き始めたとも伝えている。
買収の条件は明らかになっていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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