OCI Dedicated Region、OCI Supercluster、およびOCI Roving Edge Infrastructureなどで最新のイノベーションを提供
オラクルは本日、AIおよびクラウド・サービスに対する世界的な需要の急増に対応するために、「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」の分散クラウドにおいて新しいイノベーションを発表しました。
Oracle CloudWorld, ネバダ州ラスベガス - 2024年9月13日
(本資料は米国2024年9月11日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリース ( リンク ) の抄訳です)
オラクルは本日、AIおよびクラウド・サービスに対する世界的な需要の急増に対応するために、「Oracle Cloud Infrastructure(OCI) ( リンク ) 」の分散クラウド ( リンク ) において新しいイノベーションを発表しました。最新のイノベーションは、「Oracle Database@AWS」、「Oracle Database@Azure」、「Oracle Database@Google Cloud」、「OCI Dedicated Region」、「OCI Supercluster」などでご利用いただけます。オラクルの分散クラウドにより、エッジ環境や自社のデータセンター、複数のクラウド、またはパブリック・クラウドで、OCIの150以上のAIおよびクラウド・サービスを利用し、データ・プライバシーやソブリンAI、低レイテンシなどの要件に対応できます。さらに、「Oracle Cloud」は85のリージョンを展開し、今後77のリージョン開設が計画されており、他のハイパースケーラーよりも多くのロケーションで利用されています。
Oracle Cloud Infrastructure担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのマヘシュ・シャガラジャン(Mahesh Thiagarajan)は次のように述べています。「弊社の目標は、お客様にとって最も理にかなった方法でクラウド・サービスを活用するための選択肢と柔軟性を提供することです。OCIの分散クラウドにより、お客様は小規模かつスケーラブルな設置面積で専用クラウドを導入し、複数のクラウド・プロバイダーの最高のサービスを利用してアプリケーションを構築し、必要な場所にAIインフラストラクチャを導入できます。この柔軟性により、お客様は独自のニーズを満たし、クラウドへの投資を最大限に活用して、ビジネス価値を高めることができます。
クラウドで最大クラスのAIスーパーコンピューターを提供
OCIは現在、クラウドで最大クラスのAIスーパーコンピューターを受注開始しています。このスーパーコンピューターは、最大131,072基のNVIDIA Blackwell GPUを搭載可能で、これまでにない2.4ゼタFLOPSのピーク性能を実現します。「OCI Supercluster ( リンク ) 」は、最大でFrontierスーパーコンピューターの3倍以上のGPU数、他のハイパースケーラーの6倍以上のGPU数を提供します。「OCI Supercluster 」は、「OCI Compute Bare Metal」、超低レイテンシのRoCEv2(ConnectX-7 NICsおよびConnectX-8 SuperNICsまたはNVIDIA Quantum-2 InfiniBandベースのネットワーク)を提供し、選択肢としてHPCストレージも利用可能です。詳細についてはこちら ( リンク ) をご覧ください。
新しいOCI AIインフラストラクチャがAI主権のためのトレーニングと推論を可能に
オラクルとNVIDIAは、企業が自国内でソブリンAIモデルを構築、維持し、AIが生成したデータを強力なデータ・レジデンシー管理で保持するのに役立つ、アクセラレーテッド・コンピューティングと生成AIサービスを提供しています。
NVIDIA L40S GPU、NVIDIA HopperアーキテクチャGPU、およびNVIDIA Blackwellプラットフォームをベースとした「OCI Compute」は、受注開始となっており、ソブリンAIの導入に役立てることができます。工業デジタル化や生成物理AIのためのOpenUSDアプリケーション開発プラットフォームであるNVIDIA OmniverseはOCIで検証済みであり、ソブリンAIを含む多くの開発者向けユースケースにご利用いただけます。
新しい「OCI Dedicated Region25」構成により、より多くのお客様にAIとクラウド・サービスを提供
新しい「OCI Dedicated Region」構成である「Dedicated Region25」は、3ラックからという小規模かつスケーラブルなサイズで利用可能で、数週間で迅速に導入できます。「Dedicated Region25」の設置面積はこれまでより75%も小さく、データセンター要件も簡素化されているものの、OCIの150以上のAIおよびクラウド・サービスをサポートします。これにより、より幅広いお客様が自社のデータセンターでパブリック・クラウドの俊敏性や経済性、拡張性からメリットを得ることができます。この新しい構成は2025年中に提供予定です。
ハイパースケーラー3社とのパートナーシップによりマルチクラウドを拡充
OCIは、お客様が複数のクラウド・プロバイダーが提供するクラウド・サービスを組み合わせて、コストや機能、パフォーマンスを最適化できるよう支援します。お客様は、「Oracle Database@AWS」、「Oracle Database@Azure」、および「Oracle Database@Google Cloud」を活用することで、4つのハイパースケーラーのデータセンターに直接導入されたOCI上で実行される「Oracle Database」のサービスを利用できます。これらのパートナーシップを通じて、お客様は自社のアプリケーションを複数のクラウドにまたがって柔軟に実行でき、「Oracle Database」のサービスのすべてのメリットを他のクラウド・プロバイダーのサービスと組み合わせて、シームレスなマルチクラウド体験を実現できます。さらに、統合された運用環境から、シンプルさ、セキュリティ、低レイテンシといったメリットも享受できます。
オラクルは、お客様がAIイノベーションを加速し、場所を問わずにクラウド・サービスを利用できるよう、以下の分散クラウドでのイノベーションも発表しました。
OCI Roving Edge Infrastructureの機能強化により、リモートAI推論をサポート: AIのために最適化された新しい3GPUオプションを含む「OCI Roving Edge Device」の新バージョンが一般公開され、エッジ環境でリモートAI推論をご利用いただけるようになりました。これにより、お客様はエッジ環境でミッションクリティカルなデータを管理し、遠隔地や接続されていない場所でもドメイン固有のLLMやコンピュータ・ビジョンを実行できるようになります。「OCI Roving Edge Infrastructure」は、56コア(102仮想CPU)、512GBのRAM、最大123TBのストレージを搭載し、重量35ポンド(ケースを除く)以下の堅牢でポータブルな高性能デバイスの複数構成で成り立っています。
HeatWaveが新しい生成AIとマルチクラウド機能を提供: 新しいHeatWaveの機能とイノベーションにより、組織はOCIとAmazon Web Services(AWS)の両方で生成AIを簡単に、かつセキュアに活用できるようになります。新しい追加機能により、お客様はより幅広いユースケースに対応するレイクハウスおよび機械学習アプリケーションを迅速かつセキュアに実装できるようになるほか、トランザクション・アプリケーションのパフォーマンスと管理性を向上させることができます。
OCI Generative AIの新しいイノベーションがデータを競争優位性に変えるお客様を支援: 拡張索拡張生成(RAG)機能と、オラクルのAIイノベーションの拡張機能を備えた「OCI Generative AI (GenAI) Agents」の提供を開始しました。新機能により、実際の業務へのAIの適用が簡素化されるため、データからさらなる競争優位性を得ることが可能になります。
参考リンク
Oracle Cloud Infrastructure ( リンク )
Oracle Database@AWS ( リンク )
Oracle Database@Azure ( リンク )
Oracle Database@Google ( リンク )
OCI Dedicated Region ( リンク )
OCI Supercluster ( リンク )
Oracle Roving Edge Infrastructure ( リンク )
オラクルについて
オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、リンク をご覧ください。
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