2023年11月20日(月)、株式会社日立製作所(以下、日立製作所)の中央研究所「協創の森」(東京都国分寺市)にて、同大経営学部 矢澤教授のゼミナール(ゼミ)と日立製作所 Lumada Data Science Lab.(データサイエンスラボ)の研究チームが「企業のESG開示と経営行動」に関する共同ワークショップを開催し、LLM(※)などの最新AI技術を駆使した経営分析の最前線について熱心な議論を行った。
同ワークショップにおいて、矢澤ゼミの学生は、統合報告書の非財務情報をテキストマイニングで解析する卒業研究や、有価証券報告書の人的資本開示に関する実証的アプローチに基づく3年生の研究成果を発表した。また、日立製作所のチームは、LLMなどの最新AIを用いたESG(※)開示の研究成果を披露し、この分野における新たな可能性を示した。
発表に続くディスカッションでは、両者の意見交換が活発に行われ、参加者たちは知識とインスピレーションを深めた。同ワークショップは、矢澤教授と日立製作所の共同研究の一環として企画されたものであり、新しい知見と協力関係を育む場となった。
※LLM(Large Language Models(大規模言語モデル))
大規模な言語モデルのことで、自然言語を理解し、生成するAI技術の一種
※ESG(Environmental(環境), Social(社会), Governance(ガバナンス))
持続可能性に資する企業の環境への配慮、社会的責任、およびガバナンス
【学生からのコメント】
▼森響生さん(同大 経営学部 経営学科3年)
今回の共同ワークショップでは、日立製作所の皆さまに矢澤ゼミとしての研究成果を発表するとともに、企業のESG開示等に関する最新の知見をディスカッションを通して学ぶことができました。ワークショップの中で、自分たちの発表に対し、日立製作所の方々がさまざまな視点からの質問を投げかけてくださり、今まで気付かなかった部分に意識を向ける機会となり、大変貴重な経験でした。
【指導教員からのコメント】
▼矢澤憲一教授(同大 経営学部 経営学科)
今回の企画は、私と日立製作所データサイエンスラボとの共同研究のなかから生まれました。ワークショップでは、学生たちのフレッシュな研究発表、そして同ラボの最先端の研究活動が報告され、白熱した議論が行われました。ワークショップ後の懇親会も含めて、学生たちはとてもよい刺激を受けたと思います。本ゼミでは、今後もこうした機会を増やし、学生たちの研究力の向上に努めていきたいと考えています。
【関連情報】
▼日立製作所 Lumada Data Science Lab.(データサイエンスラボ)
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▼矢澤憲一教授 研究者情報
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▼AGU RESEARCH(研究者インタビュー)「数値を超えたコミュニケーションが導く会計学の現在と未来」(矢澤憲一教授)
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▼経営学部 経営学科
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【取材に関する問い合わせ先】
青山学院大学 政策・企画部 大学広報課
TEL:03-3409-8159
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【リリース発信元】 大学プレスセンター リンク
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