TNFD※1フレームワークに基づく自然関連情報の試行開示を開始

― 当社が唯一の日本企業として参画する、水と土地の利用に関する目標設定の方法論を検証する SBTNの試験運用での分析と進捗を踏まえた開示 ―



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サントリーグループは、TNFD※1の開示フレームワークに基づいた自然関連情報の試行開示を9月29日(金)より開始します。「サントリーグループ サステナビリティサイト」内「生物多様性」ページにて公開しています。(URL:リンク
※1 自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures)

開示においては、サントリーホールディングス(株)が唯一の日本企業として参画する、水と土地の利用に関する目標設定の方法論を検証するSBTNの試験運用での分析と進捗を踏まえています(リンク)。また今回は、自社事業の自然との影響・依存関係の評価を踏まえ、酒類事業における水使用について開示を行います。

TNFDは、生物多様性の減少傾向を食い止め、回復を目指す「ネイチャー・ポジティブ」に貢献する国際的な情報開示のフレームワークを展開し、気候関連の財務情報の開示に関するフレームワークであるTCFD※2に続くものとされています。2019年世界経済フォーラム年次総会で着想され、国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)、国連開発計画(UNDP)、世界自然保護基金(WWF)、イギリスの環境NGO「グローバルキャノピー」により、2021年6月に設立された国際的な組織です。具体的には、自然関連のビジネスへの依存と影響を評価のうえリスク・機会について分析を実施し、「ガバナンス」「戦略」「リスク管理」「指標と目標」の観点から開示することを求められます。
※2 気候関連の財務情報の開示に関するタスクフォース(Taskforce on Climate-related Financial Disclosures)

今回、TNFDフレームワークの特徴である「LEAPアプローチ」のL(Locate:発見)、E(Evaluate:診断)、A(Assess:評価)、P(Prepare:準備)の4ステップのうち、LとEについては、SBTNの目標設定ステップ第1・第2段階である「評価」「優先順位付け」での、直接操業とサプライチェーン上流の分析結果を活用しました。Aについては、L、Eの結果を踏まえ、酒類事業の直接操業を対象に分析を行っています。
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サントリーグループは、自然と水の恵みに生かされる企業として、「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、『人間の生命(いのち)の輝き』をめざす。」をわたしたちの目的に掲げ、創業以来、持続可能な社会の実現を目指してきました。
今後は、SBTNでの試験運用の進捗を踏まえた目標設定や、リスクと機会のさらなる分析、ならびに具体的な対応策を戦略に反映させ、科学に基づく世界の共通基準と整合した「ネイチャー・ポジティブ」の実現を目指します。

●サントリーホールディングス(株)常務執行役員
サステナビリティ経営推進本部長 藤原 正明 コメント
水や農作物など、自然の恵みに支えられたグローバルな食品酒類総合企業として正しい行動を起こすためには、気候変動、生物多様性、水の危機という深く関連し合う課題に対し、包括的に向き合うことが不可欠です。科学的根拠に基づいたSBTNの方法論の試験運用、ならびにその内容を踏まえたTNFD試行開示を通して、広くステークホルダーの皆様との対話を行い、真の「ネイチャー・ポジティブ」の実現を目指します。

▼サントリーグループのサステナビリティ
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▼サントリーグループの「生物多様性」
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▼サントリーグループの「TNFD提言に基づく開示」
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以上

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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