Sansan、「経理の働きがい調査」を実施

~約6割が経理の仕事に働きがいを感じている一方、法改正対応や社内からの提出書類の不備で業務負荷が増大~

働き方を変えるDXサービスを提供するSansan株式会社は、インボイス管理サービス「Bill One」が、経理業務に1年以上従事する1000名のビジネスパーソンを対象に「経理の働きがい調査」を実施したことを発表します。



調査の結果、経理の仕事に働きがいを感じている人は約6割と、過半数を超える結果となりました。その一方、経理が担う理想の役割に「経営判断への貢献」が挙がっているにもかかわらず、実際は請求書や立替経費に関する事務処理や入出金対応に多くの時間が取られているというギャップも浮き彫りになりました。

また、電子帳簿保存法の改正やインボイス制度への対応、社内から提出される書類の遅れ・記載ミス・差し戻しなどで業務負荷が増大している実態も明らかになりました。

この調査結果を受け、さまざまな企業で働く経理担当者の方々に伴走してきたBill Oneは、経理として働く人を応援するプロジェクト「経理にエールを」を本日開始しました。詳細は特設サイトをご覧ください。(※1)
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■調査結果サマリ
・約6割が経理の仕事に働きがいを感じている。理由として、裁量や、責任ある仕事を任せてもらえることが挙がった
・経理が担う理想の役割に「経営判断への貢献」が挙がる一方、実際は請求書や立替経費に関する事務処理や入出金対応に多くの時間が取られておりギャップが生じている
・約4割が電子帳簿保存法やインボイス制度への対応で心理的ストレス、業務量、業務難易度が増えたと回答
・経理担当者がストレスに感じることの上位は「ミスが許されないプレッシャー」、「経理の大変さを理解してもらえない」。その他に「他部署社員の書類の提出遅れやミス、差し戻し」といった声も

■調査の背景
電子帳簿保存法の改正や2023年10月に導入されるインボイス制度への対応で、企業は経理業務の体制やフローの見直しを迫られています。ペーパーレス化や経理DXが進んでいない企業も一定数存在し、紙の書類や非効率な業務に悩まされている経理担当者は少なくありません。

また近年、働き方改革に次ぐものとして社員の「働きがい向上」が重要視されています。働きがいを高めることで社員のモチベーションが上がり、生産性向上や業績向上につながると言われています。

このような状況を受け、経理担当者が働きがいをどう感じているのか、その実態を明らかにするために「経理の働きがい調査」を実施しました。

■調査の結果
約6割が経理の仕事に働きがいを感じている。裁量や、責任ある仕事を任せてもらえることが理由


経理業務に1年以上従事する1000名のビジネスパーソンに働きがいについてたずねたところ、「非常に働きがいを感じている(6.6%)」、「まあまあ働きがいを感じている(53.2%)」と約6割が働きがいを感じていると回答しました。

その理由は「自分の裁量で仕事ができる(40.8%)」、「責任ある仕事を任せてもらえる(31.6%)」、「自分の強みを生かせている(25.1%)」が上位となっています。
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経理が担う理想の役割に「経営判断への貢献」が挙がる一方、実際は請求書や立替経費に関する事務処理や入出金対応に多くの時間が取られておりギャップが生じている


係長・主任・リーダー以上の役職者に経理が担う役割についてたずねたところ、理想の役割の上位には「経営判断に必要な情報・データの分析(38.3%)」、「経営判断のサポート(35.8%)」、「予実管理 / コスト管理(35.2%)が挙がっていたのに対し、実際の役割は「入出金対応(52.7%)」、「請求書の事務処理(50.1%)」、「立替経費の事務処理(46.0%)」が上位となっており、理想と実際にギャップがあることがわかりました。

経営判断に貢献したい意欲はあるものの、事務処理や入出金対応に多くの時間が取られてしまうことが弊害になっていると推測されます。
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経理は月末・月初や年次決算の時期に業務量が増加。企業規模が大きいほど負担を感じる人が多い


現在の業務量について「非常に多い」「やや多い」と答えた人の合計は、年間を通してが39.4%だったのに対し、月末・月初が45.3%、年次決算の時期が50.2%となりました。
企業規模別で見ると、経理担当者が10人より多い大きな組織の方が負担を感じる人が多い傾向がありました。
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約4割が電子帳簿保存法の改正やインボイス制度への対応で心理的ストレス、業務量、業務難易度が増えたと回答


電子帳簿保存法の改正やインボイス制度への対応による業務の変化について、「非常に増えた」「やや増えた」と答えた人が多かったのは「業務における心理的ストレス(45.2%)」、「業務量(36.7%)」、「業務難易度(36.7%)」でした。法改正の影響で経理担当者の負担が増大していることが伺えます。
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経理担当者がストレスに感じることの上位は「ミスが許されないプレッシャー」、「経理の大変さを理解してもらえない」。その他に「他部署社員の書類の提出遅れやミス、差し戻し」といった声も


日々の経理業務において「ストレスに感じることがある」と答えた753名に具体的な事象をたずねたところ、上位は「ミスが許されないプレッシャー(27.9%)」、「経理の大変さを理解してもらえない(27.3%)」となりました。その他には「他部署社員の書類の提出遅れやミス、差し戻し」といった声も多く寄せられました。
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会社の規定でリモートワークができるにもかかわらず「リモートワークが全くできていない」経理担当者は4割にのぼる


勤務先の規定でリモートワークが認められている401名に、2023年1月~3月にリモートワークがどの程度できたかたずねたところ、40.6%が「全くできていない」と回答しました。
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リモートワークができない理由の上位は、紙の書類・請求書対応や毎月の決算業務


リモートワークができない理由の上位は、「紙の書類対応が多い(40.5%)」、「毎月の締めや決算は出社しないとできない(37.8%)」、「郵送で届く請求書を受取・確認しなければいけない(31.8%)」など、経理ならではの理由が多く見られました。
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■総評
今回の調査では、経理の仕事に働きがいを感じている人は約6割と、過半数を超える結果となりました。その一方で、経理担当者の業務負荷や、ストレスの要因についても浮き彫りになっています。

経理の仕事はその特性上、毎月月末・月初や年度末の決算タイミングに業務が集中し負担が大きくなります。その中でも特に、経理部門の規模が大きいほど負担を感じる人が多い傾向がありました。組織が大きいほど事業が多岐にわたり、請求処理の件数や難易度の高い複雑で専門的な対応が多いため、経理担当者の人数が多くても負担感が大きいものと推測されます。

また、経理の大変さを理解してもらえないことや、他部署の社員から提出される書類の遅れやミス、差し戻しがストレスになっているとの声も多く寄せられました。毎月の締めや請求、経費精算は経理部門だけでは完結せずほぼ全ての社員が関わる業務のため、全社員がもっと協力意識を高め体制を整える必要があります。

リーダー以上の役職者は経理の理想の役割として「経営判断への貢献」を挙げていますが、実際の役割は「入出金対応(52.7%)」、「請求書の事務処理(50.1%)」、「立替経費の事務処理(46.0%)」が上位となっており大きなギャップがあります。経理DXの推進で事務処理や書類業務を効率化し、経理部門により高度な経営支援を担ってもらう体制・環境を整備することも、経理担当者の働きがい向上に寄与するのではないでしょうか。

■調査概要
調査名:経理の働きがい調査
調査方法:オンライン上でのアンケート調査
調査地域:全国
調査対象:経理業務に1年以上従事するビジネスパーソン1000名
調査期間:2023年5月10日~5月11日
調査企画:Sansan株式会社
補足:本調査結果において、比率は小数点以下第2位を四捨五入しているため、必ずしも合計した数字が100%にならない場合があります。

※1:Sansan株式会社「Bill Oneが「経理にエールを」プロジェクトを開始」(2023年6月21日発表)
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(以上)

■経理として働く人を応援するプロジェクト「経理にエールを」
インボイス管理サービス「Bill One」は、企業で経理として働く人にスポットライトを当て応援する「経理にエールを」プロジェクトを本日より開始いたしました。

本プロジェクトを通じて、企業の経営や全社の業務を支える経理担当者の仕事内容、挑戦や思いを、経理以外の職種を含め多くの方に深く知っていただくと同時に、経理担当者がこれまで以上にやりがいを感じながら働けるよう応援してまいります。

詳細は特設サイトをご覧ください。
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■請求書受領から、月次決算を加速する「Bill One」
Bill Oneは、Sansan株式会社が提供するインボイス管理サービスです。郵送やメールといったさまざまな方法・形式で届く請求書をオンラインで一括受領し、素早く正確にデータ化。請求書をクラウド上で一元管理することで、アナログで非効率な請求書業務をデジタル化します。インボイス制度や電子帳簿保存法にも対応し、月次決算業務を効率化することで、企業経営における意思決定のスピードを加速します。

■Sansan株式会社 会社概要
「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションとして掲げ、働き方を変えるDXサービスを提供しています。主なサービスとして、営業DXサービス「Sansan」やキャリアプロフィール「Eight」、インボイス管理サービス「Bill One」、契約DXサービス「Contract One」を国内外で提供しています。
設立:2007年6月11日
URL:リンク
所在地:150-0001 東京都渋谷区神宮前5-52-2 青山オーバルビル 13F
資本金:65億53百万円(2023年2月28日時点)
事業内容:働き方を変えるDXサービスの企画・開発・販売
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プレスリリース提供:PR TIMES リンク

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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