商船三井グループ保有のFSRUが香港初のLNG受入を実現

~クリーンエネルギーの安定供給に貢献~

株式会社商船三井(社長:橋本剛、本社:東京都港区、以下「商船三井」)の100%出資子会社MOL FSRU Terminal (Hong Kong)Limitedが保有する世界最大のFSRU「MOL FSRU Challenger」(以下「本FSRU」、註1)が、香港におけるLNG輸入プロジェクト(以下「本プロジェクト」)向けの試運転において、香港初となるLNGの受入を実現しました。本プロジェクトはまもなく商業運転を開始し、香港の発電所にガスを供給します。尚、本 FSRU は今後船名を「Bauhinia Spirit」(読み:バウヒニア スピリット)に変更予定です。



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本FSRUは、香港地場電力会社である CLP Power Hong Kong Limited (CLP Power社)とThe Hongkong Electric Company, Limited (HK Electric社) が共同設立したHong Kong LNG Terminal Limited(註 2)へ長期用船の下、香港南海上(ソコ群島東方)にて操業し、CLP Power社のブラックポイント発電所、およびHK Electric社のラマ発電所に天然ガスを供給します。また、MOL FSRU Terminal(Hong Kong)Limitedは本FSRUの操業に加えて、桟橋の保守・操業サービス、および港湾関連サービスを提供します。

商船三井は、本プロジェクトを通じて、香港で初めてのLNG輸入の実現、ひいてはCO2排出量の少ないガス火力発電の比率を大幅に増加させることで、香港政府が掲げる脱炭素化、および大気環境改善目標の達成に貢献します。さらに、本プロジェクトにおいて獲得した知見と専門技術を活用し、輸送サービスに限定されないクリーンエネルギー産業の上流から下流までの様々なバリューチェーンにおいて、より積極的に関与することを目指します。

商船三井グループは、海運業を中心に様々な社会インフラ事業を展開し、環境保全を始めとした変化する社会のニーズに技術とサービスの進化で挑むことをグループビジョンとしています。本件はグループビジョンに加え、経営計画「BLUE ACTION 2035」で掲げる海洋事業、非海運事業の拡大、「商船三井グループ 環境ビジョン2.2」での戦略の一つ「グループ総力を挙げた低・脱炭素事業拡大」にも合致する取り組みです。商船三井グループは、人・社会・地球のサステナブルな発展に貢献し、青い海から豊かな未来をひらきます。

【本FSRU概要】
全長 :345.00メートル
全幅 :55.00メートル
LNG貯蔵能力 :263,000立方メートル
再ガス払出能力 :800 百万立方フィート/日

(註1)FSRUとは、Floating Storage and Regasification Unitの略で、浮体式LNG貯蔵再ガス化設備を指す。洋上でLNGを再気化し、陸上パイプライン・設備へ高圧ガスを送出する能力を持つ。

(註2)Hong Kong LNG Terminal Limitedは、本プロジェクトのターミナル桟橋および海底パイプラインの新設・保有並びにFSRU用船を行う。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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