Interop Tokyo 2023にIOWN APNを出展~ShowNetにて次期APNの実証、展示ブースでは低遅延・確定遅延ならではのデモを実演~


 日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:島田 明、以下「NTT」)は、2023年6月14日(水)から6月16日(金)に幕張メッセにて開催されるInterop Tokyo 2023に出展します。NTTでは商用サービスであるAPN IOWN1.0を更に進化させるための技術開発を行っており、技術実証を目的にShowNetプロジェクトに参画しました。また、展示ブースではAPNの低遅延・確定遅延ならではのユースケースをデモを交えて紹介する予定です。

 なお、開催期間中はNTTブースでの展示やデモについての取材も受け付けます。イベント公式サイトより事前登録の上、ぜひNTTブースへお越しください。

イベント公式サイトURL: リンク

 NTTは2019年5月に新たなコミュニケーション基盤としてIOWN※1構想を発表しました。IOWN構想を実現する主要な技術分野であるAPN※2については、既に2023年3月にNTT東日本及びNTT西日本よりサービス提供が開始されています。NTTではIOWN Global Forum※3のメンバーとともにAPNを更に進化をさせるための技術開発を行っており、Interop Tokyo 2023では、この最新鋭の技術の実証を目的にShowNetに参画しました。ShowNetとは、会場で利用するネットワークを各社が機器を持ち寄って構築するプロジェクトです。このShowNetにて、マルチベンダの機器接続、多地点接続、波長によるネットワークの仮想分離などの実証を行っています。なお、ShowNet会場に設置された機器にはIOWN Global Forumにおける技術名を用いて、Open APN (IOWN Global Forum)と表記されています。
 

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図1. 本実証における各社のAPN機器の設置ロケーション

 展示ブースではこれらの営みや、2023年3月よりNTT東日本・NTT西日本より提供開始したAPN IOWN1.0サービスを含む、IOWNに関連した取り組みをご紹介するとともに、ステージでは、動く物体を正確に掴むロボットアームの遠隔操作や、遠隔地のプレーヤーと行う卓球といったユースケースを実演します。APNの特長である、低遅延・確定遅延を存分に活かしたユースケースをご覧いただくことができます。
 

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図2:幕張メッセ ステージのイメージ

NEC我孫子事業場と接続しての遠隔デモ
※NTTブース内ステージにて実施予定です

■ロボットアーム遠隔操作
 IOWN APNの低遅延・確定遅延といった特長を活かしたユースケースとして、幕張メッセのステージからNEC我孫子事業場に設置したロボットアームを遠隔操作し、動く物体を正確に掴むデモを実演します。
 

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図3:ロボットアーム遠隔操作デモのイメージ

■遠隔地プレーヤーとの卓球
 幕張メッセのステージとNEC我孫子事業場の2拠点間にプレーヤーが分かれての卓球練習のデモを行います。4Kカメラで撮影したプレーヤーおよび背景の映像をリアルタイムに配信することで、遠隔であるにも関わらず高い臨場感とインタラクティブ性を有した卓球を実現します。
 

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図4:卓球練習デモのイメージ

Interop Tokyo 2023開催概要
(1)名称:Interop Tokyo 2023
(2)開催日時:2023年6月14日(水)~2023年6月16日(金) 10:00~18:00
  (※最終日のみ17:00終了)
(3)場所:幕張メッセ(千葉市美浜区中瀬2-1)
(4)NTTブース位置:6N12
(5)イベント公式サイトURL: リンク

※ご来場希望の方は上記URLより事前登録が必要です。


※1 IOWN(アイオン:Innovative Optical and Wireless Network): あらゆる情報を基に個と全体との最適化を図り、多様性を受容できる豊かな社会を創るため、光を中心とした革新的技術を活用し、これまでのインフラの限界を超えた高速大容量通信ならびに膨大な計算リソース等を提供可能な、端末を含むコミュニケーション基盤の構想。
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※2 IOWN APN(オールフォトニクス・ネットワーク): IOWNは、ネットワークだけでなく端末処理まで光化する「オールフォトニクス・ネットワーク(APN)」、サイバー空間上でモノやヒト同士の高度かつリアルタイムなインタラクションを可能とする「デジタル・ツイン・コンピューティング」、それらを含む様々なICTリソースを効率的に配備する「コグニティブ・ファウンデーション」の3つで構成されます。
APNは、ネットワークから端末、チップの中にまで新たな光技術を導入することにより、これまで実現が困難であった超低消費電力化、超高速処理を達成します。1本の光ファイバ上で機能ごとに波長を割り当てて運用することで、インターネットに代表される情報通信の機能や、センシングの機能など、社会基盤を支える複数の機能を互いに干渉することなく提供することができます。
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※3 IOWN Global Forum: これからの時代のデータや情報処理に対する要求に応えるために、新規技術、フレームワーク、技術仕様、リファレンスデザインの開発を通じ、シリコンフォトニクスを含むオールフォトニクス・ネットワーク、エッジコンピューティング、無線分散コンピューティングから構成される新たなコミュニケーション基盤の実現を促進する業界フォーラムです。
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※4 NEC:日本電気株式会社、富士通:富士通株式会社、Ciena:日本シエナコミュニケーションズ合同会社

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