テラデータ、FICOとAIを活用した不正検知サービスを提供

AIを活用した意思決定の自動化・最適化を金融、ヘルスケア、小売業、製造業、旅行・運輸業など幅広い業種に提供

カリフォルニア州サンディエゴ、モンタナ州ボーズマン発 - 2023年6月7日 - テラデータ (NYSE: TDC) と分析ソフトウェアを提供するFICO社 (NYSE: FICO) は本日、決済詐欺や保険の不正請求等のリアルタイムでの検知や、サプライチェーンの最適化を実現する統合高度分析ソリューションを共同で開発、提供する提携に合意したことを発表します。データ、アナリティクス、インサイトを1つの環境にまとめることで、業界を超えたユースケースのソリューション開発を効率化し、納期を短縮してテラデータとFICOを活用する顧客により早く提供できるようにします。両社の新たなグローバル契約の一環であるこのソリューションは、テラデータとFICOの顧客に対して、コスト削減、利益向上、リスク軽減、顧客満足度の向上をもたらすと期待されています。

今回の提携により以下の3つのソリューションを提供します:
リアルタイム決済に対応した不正検知 カード決済の不正行為検知において業界をリードするFICOの不正検知ソリューションは、世界中で26億枚以上のクレジットカードの不正利用を未然に防いでいます。しかし、このような高度な不正検知機能は他の種類の決済システムでは利用することができません。FICOとテラデータは、リテールバンキング口座で増加する詐欺や決済詐欺を軽減するのに役立つ、リアルタイム決済用の不正検知ソリューションを設計し、提供します。
このソリューションは、FICOの市場をリードするFICO(R) Falcon(R) Fraud Managerと、その強力なコンソーシアムデータおよびニューラルネットワークモデル、ならびにテラデータのエンタープライズ規模のAI/予測・処方的分析を実現する高度なデータアナリティクス機能を組み合わせ、統合ソリューションとして提供するものです。FICOの意思決定管理と組み合わせ、銀行顧客の取引・決済の全体像を把握し、P2P、B2C、ACHなどの決済取引においてクラス最高の不正防止機能を提供します。


複雑な医療費請求業務の改善 損害保険、高額医療費保険、(国が運営する)公的保険において、医療費を予測し管理することは戦略上の最重要課題です。一方、オピオイド中毒や腎不全など、特定の対象分野では業界における進展が見られるものの、あらゆる傷病において費用をトータルに抑制する方法はいまだ確立していません。
FICOとテラデータは、治療内容・治療費の妥当性などを調査する医療アジャスター業務や、患者の治療方針についての助言を行うケースマネージャー業務、そして特別調査部門の業務に患者の声をさらに取り入れた、意思決定自動化ソリューションを開発しました。このソリューションでは、AIを活用し(処置や診断に基づく)クリニカルパスを迅速に分類し、特定することで、患者の医療アウトカムを改善すると同時に、経済的負担を軽減します。


サプライチェーンの効率化とレジリエンスの向上 確立したと考えられていたグローバルサプライチェーンも、現在では容赦ない変化へのプレッシャーを受けています。食品、医薬品、輸送機器やテクノロジーなど、現在、脆弱となったサプライチェーンは、この状況を乗り切らなければなりません。
FICOの高度な数理的最適化とテラデータの多次元スケーリングを組み合わせ、サプライチェーンに影響を与えるさまざまなシナリオをモデル化、最適化し、シミュレーションすることで、最も効率的な選択肢を提供する機能を構築します。この機能は、FICO(R) Xpress Insightをベースとした最先端の最適化モデリングとソルバーエンジンを搭載したプラットフォーム上で動作します。 時間的制約のあるオペレーション・リサーチャー、データサイエンティスト、アナリスト、ビジネスマネージャーなどに、効率的、効果的な意思決定を促進するサプライチェーンソリューションを提供します。これにより、計画、調達、製造、配送、返品における効率性、リスクの迅速な特定と軽減によるレジリエンス、長期的な顧客満足度をすべて向上させます。




テラデータのワールドワイド・パートナー・アンド・アライアンス担当シニアバイスプレジデントLisa Stewartは、次のように述べています。
「AIはすべてを変えようとしており、ビジネスはAIがもたらす脅威と恩恵の両方に対応する必要があります。不正行為との戦いからグローバルなサプライチェーンの管理まで、AIを活用したアナリティクスと高度な意思決定管理は、市場での優位性を生み出すだけでなく、他社に後れを取らないための新しい要件となります。これこそがテラデータとFICOの強みを最大限に生かせる分野です。このたびの提携により、両社のお客様はこの新しいAI主導の市場において、革新的なビジネスをより容易に実現できるようになります」

また、FICOのパートナーシップ担当シニアバイスプレジデントAlexandre Graff氏は、次のように述べています。「これらのソリューションの背景では、意思決定管理技術、予測分析、数理的最適化などの分野で素晴らしいIP(知的財産)が開発されています。テラデータとFICOは、ともにオペレーショナル・アナリティクスに関する優れたチームと技術を擁しています。両社が協力することで、ビジネスで成功を世界中の企業が手中にできるようなブレークスルーを起こすことができます」

FICOは、2022年のCredit Awardでデータ分析のベスト・テクノロジー・プロバイダーに選出されました。また、The Forrester Wave(TM) の「Digital Decisioning Platforms, Q4 2020」のリーダーに選ばれています。一方、テラデータは、ガートナーに「クラウドデータベース管理システムのマジック・クアドラント」のリーダーに選出され、「アナリティクス向けクラウドデータベース管理システムのクリティカル・ケイパビリティレポート」において4つの分析ユースケースすべてでテラデータを最も高く評価されました。4つの分析ユースケースは、データウェアハウス、ロジカルデータウェアハウス、データレイク、ストリーミングアナリティクスとなります。

提供状況
テラデータとFICOの共同ソリューションは、2023年第3四半期に、全世界のマルチクラウドおよびハイブリッド環境で利用可能になる予定です。

テラデータについて
テラデータは、企業向けコネクテッド・データ分析プラットフォームをマルチクラウドで提供し、小規模から大規模まであらゆるデータ活用を可能にします。そして、お客様がデータを最大の企業資産として活用し、ビジネスを成長させる支援しています。将来の大規模かつ混在するデータワークロードを今日から扱える柔軟性を提供するのは、テラデータだけです。詳しくはteradata.jpにてご確認ください。

FICOについて
FICO (NYSE: FICO) は、世界中の人々や企業の繁栄を支援する意思決定を支援します。1956年に設立された同社は、予測分析とデータサイエンスの活用により、業務上の意思決定を改善するパイオニアです。FICOは、金融サービス、通信、ヘルスケア、小売、その他多くの業界において、収益性、顧客満足度、成長性を高めるテクノロジーに関する200以上の米国特許および外国特許を保有しています。FICOのソリューションを利用して、120カ国以上の企業が、26億枚のペイメントカードを詐欺から守り、人々が信用を得るのを支援し、数百万台のレンタカーが正しい場所に正しい時間にあることを保証するなどのあらゆることを行っています。詳しくは リンク でご確認ください。

[2023年5月18日にテラデータ・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です]
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FICOおよびFalconは、米国およびその他の国におけるFair Isaac Corporationの登録商標です。

Gartner Magic Quadrant for Cloud Database Management Systems; Henry Cook, Merv Adrian, Rick Greenwald, Xingyu Gu, 13 Dec 2022およびGartner, Critical Capabilities for Cloud Database Management Systems, Rick Greenwald, Merv Adrian, Adam Ronthal, Philip Russom, Henry Cook, Xingyu Gu 15 December.2022

TeradataロゴおよびClearScape Analyticsは商標であり、Teradataは米国および全世界におけるTeradata Corporationおよび/またはその関連会社の登録商標です。







プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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