メディアドゥ、世界初の「NFT電子書籍」付き新書を早川書房新レーベル「ハヤカワ新書」創刊ラインナップ5作品で提供

二次流通時には出版社・著作者に収益分配可能な仕組みへ

株式会社メディアドゥ(東証プライム 3678、本社:東京都千代田区、代表取締役社長 CEO 藤田 恭嗣、以下「メディアドゥ」)は、株式会社早川書房(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 早川 浩、以下「早川書房」)と共同で、早川書房が2023年6月創刊する新レーベル「ハヤカワ新書」創刊ラインナップ全5作品について、新書の本編と同じ内容が収録された「NFT電子書籍」がセットで付いてくるNFT電子書籍付き新書を提供します。紙の書籍に本編と同じ内容がNFT化された電子書籍として付いてくるのは、世界初の事例です(メディアドゥ調べ)。



今回提供する「NFT電子書籍」は電子書籍ファイル(EPUB)を活用しており、スマートフォンのビューアで読めるのに加え、ブロックチェーン技術によってどのユーザーが入手したかをNFTとして証明することができます。また、メディアドゥのNFTサービス「FanTop」上でユーザー間の二次流通(売買)などが可能で、ユーザー間での二次流通(売買)が行われるたび権利者へ収益を分配し続けることができる仕組みを提供します。
メディアドゥはFanTopの取り組みにおいても、出版社や著作権者などの権利者に対し継続的に適切な収益を還元することのできるプラットフォームの実現を目指してまいります。

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創刊ラインナップ5作品のNFT電子書籍付き新書の一部作品では、NFT電子書籍に紙の書籍にはない特別対談が収録されます。NFT電子書籍のほか、作品によっては動画などの限定特典の提供も予定しています。

今回の取り組みでは「未知への扉をひらく」というハヤカワ新書のコンセプトのもと、紙の書籍を購入する読者に対し「NFT電子書籍」を紙の書籍とセットで届けることで、紙の書籍を介した新しい読書体験を提供します。


■「ハヤカワ新書」創刊ラインナップ概要
第一弾は2023年6月20日(火)発売予定。通常版と同日、以下のNFT電子書籍付き新書を刊行します。読者が入手した「ハヤカワ新書」のNFT電子書籍は「FanTop」上で売買可能なほか、「ギフト送信」機能を使って他のFanTop会員にプレゼントすることができます(ギフト送信の可否は出版社が作品ごとに設定可能)。この機能を利用すると、家族や友人と距離を問わずにおすすめの本を貸し借りすることなども可能です。

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■「NFT電子書籍」の特長
メディアドゥは紙の本の読書体験を豊かにする「NFT電子書籍」をさまざまな出版社などの皆様と共同で提供します。NFT電子書籍の特長は主に以下が挙げられます。
解説動画:
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1.個数の概念を持つ
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NFT電子書籍は電子書籍ファイル(EPUB)を活用しており、スマートフォンのビューアで読むことができるだけでなく、ブロックチェーン技術によってどのユーザーが入手したかをNFTとして証明することができ、紙の本に近い「個数」の概念を持ちます。

2. 紙の本の読書体験を豊かにする
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NFT電子書籍は紙の本とセットで提供されるため、本編未収録テキストのほか、アナザーエンディングや本編の解説・設定集などの世界観を広げる内容を収録することで紙の本の読書体験を一層豊かにすることが可能です。これらにより、二次流通の需要も一層高まると考えられます。

3.二次流通(売買)と継続的な収益・印税分配が可能な仕組み
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読者が入手したNFT電子書籍は「FanTop」上で二次流通(売買)可能で、紙の書籍とは異なり、ユーザー間での売買が成立するたびに権利者への収益・印税分配をし続けることが可能な仕組みが実現されます。

4.権利者の意向に合わせ作品単位で条件設定できるクリエイターファーストな環境
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「FanTop」はコレクティブルで非投機的なプラットフォームの確立を目指します。出版社など権利者側の意向に合わせ、作品ごとに二次流通時の権利者収益・印税の割合や、譲渡(ギフト送信機能)の可否などを設定できる、クリエイターファーストな環境を提供します。


また、本編の内容の理解を深め、作品の世界を拡張するような動画や音楽なども収録することができます。今後刊行予定の「ハヤカワ新書」ラインナップにおいても、NFT電子書籍付き新書では、今回の越前敏弥氏、石井光太氏の著書と同様に、対談などの追加のテキストのほか、動画など特別な限定コンテンツを付加し、一層新しいリッチな読書体験を提供する方針です。将来的にはNFT電子書籍にその書籍が原作となった映画や、著者が執筆中に聴いていた音楽を付けることなども、権利許諾をされた作品は可能になります。


■早川書房 コメント
ハヤカワ新書は、生きた知識によって読者の日常を豊かにする読み物をお届けします。そして、NFTの機能を加え、「未知への扉をひらく」新たな読書体験を提供したいと願っています。「NFT電子書籍」によって電子書籍の二次流通市場ができることで、読者には利便性を高めてもらい、著作者をはじめとする関係者にとっては、出版活動を前進できる環境になると考えます。新しい技術と出版が融合することで、素晴らしい化学変化が生まれることに期待しています。


■「ハヤカワ新書」について
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日本の著者による書き下ろしを中心に、早川書房の強みであるSFやミステリの視点も生かした、あらたな切り口の新書を多数予定しています。第一弾は2023年6月20日(火)発売予定。越前敏弥、土屋健、滝沢カレン、藤井直敬、石井光太の各氏による5作品を刊行します。

早川書房のノンフィクション分野ではこれまで、主に海外の最先端の動向・知見をいち早く日本の読者に伝えるべく、サイエンス、人文、ビジネスなどのジャンルで時代の一歩先をゆく翻訳書を刊行してきました。今回創刊するハヤカワ新書では日本の著者による書き下ろしを中心に、あらたな世界を知る喜びを読者に届けていきます。

創刊ラインナップはモデルの滝沢カレンさんが古今東西の名作小説のタイトルから発想を飛躍させて物語をつむぐ『馴染み知らずの物語』や、エラリイ・クイーンやアガサ・クリスティーの作品から英語を学べる越前敏弥さん『名作ミステリで学ぶ英文読解』など全5点。SFやミステリの視点も生かした新しい切り口によって、読書の楽しみを更に広げる書籍を企画しています。

詳細は早川書房公式noteにて
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■「FanTop」について
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NFTテクノロジーを活用し、入手したさまざまなデジタルコンテンツを鑑賞・出品・トレードできる、メディアドゥ提供のNFTサービスです。他のユーザーがどのようなNFTを入手したか、何個持っているかなどコレクションを競い合ったり、交換や売買を楽しんだりすることができます。
FanTopは2021年10月より、紙の出版物に特典として、FanTopで楽しめるNFTのコンテンツを付けて付加価値を高める「NFTデジタル特典付き出版物」の取り組みを推進し、紙の出版物の売り伸ばしへの貢献に取り組んできました。NFTデジタル特典付き出版物は100点に迫る銘柄で企画を実施し、実売率(初版発売後30日間実績)は通常版比で32%高く、販売単価も通常版比で平均31%の向上に成功しています。NFTデジタル特典を含め、これまでに出版社をはじめとする70社超と共同でコンテンツの企画開発を行っています(数値はいずれも2023年5月現在)。

FanTop WEBサイト
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FanTop アプリダウンロード
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■メディアドゥグループについて
メディアドゥは出版社2,200社以上、電子書店150店以上を結び電子書籍の流通を担う電子書籍取次国内最大手です。メディアドゥグループは著作物を公正な利用環境のもと、出来るだけ広く頒布し著作者に収益を還元するという「著作物の健全なる創造サイクルの実現」をミッションに、「ひとつでも多くのコンテンツをひとりでも多くの人へ」をビジョンに掲げ、世界中の文化の発展、及び豊かな社会づくりに貢献するべく、デジタルコンテンツの流通最大化のための配信プラットフォームおよびソリューションの開発・提供、ディストリビューション、プロモーションを展開しています。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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