【調査報告】現役ビジネスパーソンに聞いた!「リスキリング」に関する意識調査 86.3%が「リスキリングを受けたい」と意欲的ながら リスキリング実施企業は2割に満たず

「キャリア形成にリスキリングが必要」と回答した94.1%の中には 転職を視野に入れた意見も

総合転職エージェントの株式会社ワークポート(所在地:東京都品川区、代表取締役社長 CEO:田村高広)は、現役ビジネスパーソン563人(20代~40代・男女)を対象に「リスキリング」の認知率や実施率のほか、意欲や必要度などに関する意識調査を実施しました。




【リスキリングの認知率】53.5%は「知っている」と回答 前回調査からは24.7ポイント増加

 2022年10月、岸田文雄首相は「リスキリングの支援に、5年間で1兆円を投じる」と表明し、リスキリングに対する注目度はますます高まっています。助成金制度新設などの具体策も講じられ、今後企業の導入も活発化していくことが予想される中で、今回は現役ビジネスパーソンのリスキリングの認知率などの現状のほか、自身のキャリア形成の観点からはリスキリングをどのように捉えているのかについて意識調査を実施しました。
 はじめに、対象者全員にリスキリングを知っているか聞いたところ、「言葉も意味も知っている」が32.5%、「意味は知らないが言葉を見聞きしたことがある」が21.0%、「全く知らない」が46.5%でした。理解するには至っていなくても、「知っている」と答えた人は53.5%と半数を超える結果となりました。2021年9月に当社が実施した同様の調査(※)の結果と比較すると24.7ポイント上昇しており、認知は着実に広がりつつあると言えそうです。
(※調査内容:リスキリングについて 詳細:リンク
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【リスキリングの実施率】認知率が上がる一方、71.0%が勤務先では「実施していない」と回答

 次に、現在の勤務先(または直近の勤務先)はリスキリング施策を実施しているか聞いたところ、「はい」と回答した人は13.3%、「わからない」と回答した人は15.6%に対し、「いいえ」と回答した人は71.0%と大多数を占めました。働き手の認知が広がりつつある一方で、実際に取り組む企業はまだまだ少ないことがわかります。

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 ちなみに、勤務先で「リスキリング施策を実施している」と回答した人に、具体的にどんなスキルが習得できるか聞いたところ、現在の業種や職種に関連するスキルを挙げる人のほか、IT系の職種でなくても、「ITスキル」(20代・男性・製造)、「RPA、Python」(40代・男性・コンサルタント)など、IT関連スキルを習得できると回答した人が散見されました。DX関連のスキルを習得できるという回答も複数あり、DX化推進のためにリスキリングを進めようとする企業もあることがわかりました。


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【リスキリングに対する意欲】86.3%が実施されたら「受けたい」 自己成長に意欲的な姿勢

 一方で、勤務先では「リスキリング施策を実施していない」と回答した人に、リスキリングが実施される場合受けたいと思うか聞いたところ、「絶対に受けたい」と答えた人が42.5%、「やや受けたい」と答えた人が43.8%となり、86.3%の人がリスキリングを受けたいと考えていることがわかりました。

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 リスキリングを「絶対に受けたい」、「やや受けたい」と回答した人にその理由を聞いたところ、「スキルアップのため」(20代・男性・営業)、「自分の市場価値を高めるため」(40代・男性・機会系エンジニア)など、リスキリングを自己成長や市場価値向上に繋げたいとする意見が多く挙がりました。


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【リスキリングの必要度】94.1%がキャリア形成にリスキリングは「必要」 転職を視野に入れる人も

 対象者全員に、自身のキャリア形成においてリスキリングは必要だと思うか聞いたところ、「絶対に必要」(46.9%)、「やや必要」(47.2%)とする人は合わせて94.1%となり、「あまり必要ではない」(5.2%)、「全く必要ではない」(0.7%)とする人は合わせて5.9%でした。ほとんどの人が、自身のキャリア形成にリスキリングが必要と考えているようです。

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 リスキリングが必要と回答した人にその理由を聞いたところ、「職種として知識の向上が必要だから」(40代・男性・企画マーケティング)など、現職で活躍の幅を広げることを目指す意見が目立ちました。一方で、「新しい職種に挑戦したいため」(20代・女性・医療福祉介護)といった転職を視野に入れた意見も多く挙がりました。加えて、「世の中の変化に対応するため」(30代・女性・企画マーケティング)といった声も多く挙がったことから、時代や社会の変化に適応するために自身のスキルのアップデートが必要だと考えている人も少なくないようです。


【リスキリングに対する期待度】96.4%がキャリアの変化を想定 可能性や選択肢の拡大に期待の声

 さらに対象者全員に、もしリスキリングを受ける場合、自身のキャリアはどれぐらい変化すると思うか聞いたところ「かなり変化する」(34.8%)、「やや変化する」(61.6%)とする人は合わせて96.4%となり、「全く変化しない」とする人は3.6%でした。

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 リスキリングを受けることでキャリアが変化すると回答した人に、具体的にはどのような変化があると思うか聞いたところ、「現在の仕事をより広い視点から見ることができる」(40代・男性・企画マーケティング)、「職業選択の幅、キャリアアップの可能性が広がる」(30代・男性・機械系エンジニア)など、キャリア形成を必要とする理由と直結するような内容が多く挙がりました。


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【リスキリング推奨企業に対する印象】93.9%が「魅力的」と回答 企業の姿勢や環境に好感

 最後に、リスキリングを推進している職場は魅力的と感じるか質問したところ、「とても魅力的」(48.3%)、「やや魅力的」(45.6%)とする人は合わせて93.9%となり、「あまり魅力的でない」(5.5%)、「全く魅力的でない」(0.5%)とする人は合わせて6.0%でした。大多数のビジネスパーソンがリスキリングを推進している企業に好感を抱くことがわかりました。

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 リスキリング推奨企業に魅力を感じる理由として、「働きながら自らの価値を高めることができるため」(30代・男性・管理)、「従業員思いだと思うから」(20代・女性・事務)など、成長できる環境があることや、そういった環境を用意する企業の姿勢に魅力を感じるという意見が多く挙がりました。


 今回の調査により、現状ではまだまだ企業によるリスキリングの導入は進んでいないものの、現役ビジネスパーソンの多くはその必要性を感じ、実施を望んでいることがわかりました。リスキリング推奨企業に魅力を感じるという声も非常に多く、現職でより活躍することを目指す人や転職を考えている人など、キャリア形成を見据えるビジネスパーソンにとってリスキリングはますます重要な存在となってきているようです。
 政府によるリスキリングの支援表明を受け、今後はこれまで以上に企業の取り組みに期待が高まっていくことが予想されます。


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■ワークポートの取り組み
私たちはミスマッチのない転職を実現し、すべての人や企業がいきいきと働ける社会を創ることが最大のミッションであると考えています。ワークポートでは、良質で満足度の高いサービスを提供したいという思いを込め、キャリアコンサルタントを“転職コンシェルジュ”と呼んでいます。転職希望者のキャリアや人生設計に適う求人のご紹介のほか、ご要望に合わせて年収交渉や退職のアドバイスなどをいたします。転職コンシェルジュとしての質の向上のため、人間性と専門性を高める取り組みなども行っています。
また、転職をもっと身近なものにしたいという思いから、全国への拠点拡大を進めております。どのエリアでも転職エージェントを気軽にご利用いただける環境を整備することで、雇用機会の創出や労働移動の活発化に貢献してまいります。
※「転職コンシェルジュ(R)」はワークポートの登録商標です。リンク

■会社概要
商号    :株式会社ワークポート
代表者   :代表取締役社長 CEO 田村高広
本社所在地 :〒141-0032 東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー9F・6F
設立    :2003年3月
事業内容  :人材紹介サービス(有料職業紹介事業 許可番号:13-ユ-040590)
従業員数  :805名(2022年12月現在)
拠点    :【職業紹介拠点】東京、札幌、仙台、宇都宮、高崎、埼玉、横浜、千葉、新潟、静岡、名古屋、金沢、大阪、京都、神戸、岡山(中四国)、広島、高松、松山、福岡(天神・小倉)、熊本、鹿児島、沖縄、韓国
【その他】新宿、宮崎、タイ
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◆ワークポートはプロボクサー井上尚弥選手のオフィシャルスポンサーです。
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