マクニカ、アプトポッドと多種多様なモビリティを遠隔監視・管理する「遠隔運行管理システム」の構築・提供を開始

マクニカは、これまでモビリティ領域に特化したデータ収集とAI実行環境を統合し1プラットフォーム化した「MMDP（MACNICA Mobility Data Platform）＊2」を開発、提供してきました。また、2021年4月アプトポッドとの資本業務提携を経て、マクニカが提供する「MMDP」にアプトポッドが提供する高速IoT基盤を組み合わせたエッジ・クラウド垂直統合型のハイブリッドAI/IoT環境を実現しました。

　昨今、自動運転技術の高度化に伴い、無人運転によるモビリティの運用が進み、ドライバー不在の自動運転において、遠隔地からリアルタイムに車両位置や車室内外の状況を監視し、制御可能な高度遠隔管理システムが求められています。また、工場・物流、建設現場やスマートシティにおいて、自動車やロボット、ドローン、建設機械などの多種多様なモビリティを遠隔地から一元的に管理し、オペレーションを最適化することによる、運用改善や生産性向上への期待が高まっています。

　そこでこの度、マクニカはアプトポッドへの出資により資本業務関係を強化し、両社が保有する資産を有効活用することで、主にモビリティ市場におけるデータプラットフォーム提供において協業し、MMDPの機能強化、MMDPをベースとした多種多様なモビリティを遠隔地から監視・管理・制御する「遠隔運行管理システム」を構築、提供を開始します。

　マクニカは、幅広いグローバルネットワークを活用し、あらゆる要求に柔軟に対応できる多種多様なモビリティ開発/運用支援のためのポートフォリオがあります。また、様々な地域・施設などにおいてモビリティの活用を支援した実績から幅広い顧客ネットワークがあり、モビリティの自動運転や遠隔制御等の実用化に求められる要件などを含め豊富な知見・経験を有しています。
　アプトポッドは、モビリティの遠隔運行管理に求められるリアルタイム性と信頼性を両立する独自の通信技術により、車載センサー情報や複数台のカメラ映像などの大容量かつ高精細なデータを時刻同期したうえで低遅延かつデータ欠損なく伝送する技術を保有しています。
　これら両社が保有する資産、強み・特長を活かすことで、屋内・屋外に関わらず、様々な環境におけるモビリティの遠隔運行を管理するシステムを構築し、高い信頼性と可用性を維持したシステム稼働監視体制の強化によって、安全・安心な運行管理を実現します。

＊1：遠隔運行管理システム（FMS： Fleet Management System）
多種多様なモビリティからのデータを統合、遠隔での運行管理を実現するシステム。
詳細はWebサイト（リンク）をご覧ください。

＊2：MMDP（MACNICA Mobility Data Platform）
リアルタイム性と信頼性を両立したデータの収集・伝送・蓄積が可能なプラットフォーム。
詳細はWebサイト（リンク）をご覧ください。

　マクニカでは2023年1月25日より東京ビッグサイトにて開催される「第15回オートモーティブワールド/コネクティッド・カーEXPO」に出展します。展示ブース内では遠隔運行管理システム（Fleet Management System）に関するプレゼンテーションやデモンストレーションを実施いたします。

＜出展概要＞
名称：第15回 オートモーティブワールド/コネクティッド・カーEXPO
日時：2023年1月25日（水）～1月27日（金）10：00～17：00
会場：東京ビッグサイト　東展示棟　東6ホール　（出展小間位置：48-31）
Web：リンク

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