リコピンの市場規模、2028年に1億8,839万米ドル到達予測

株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「リコピンの世界市場予測(2021年~2028年)」(Stratistics Market Research Consulting)の販売を5月9日より開始いたしました。

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リコピンの市場規模は、2021年の1億2,696万米ドルからCAGR5.8%で成長し、2028年には1億8,839万米ドルに達すると予測されています。リコピンは、カロテノイドおよび植物栄養素の一種で、主にトマト、スイカ、パパイヤ、グアバ、赤ピーマン、マンゴー、ニンジン、赤キャベツ、ピンクグレープフルーツなどの赤い野菜や果物に含まれています。また、体内の細胞にダメージを与えるフリーラジカルの減少に役立ち、心臓関連の疾患を抑制し、糖尿病や、肺がん、骨がん、前立腺がんなどの特定の種類のがんのリスクを減らすと報告されています。さらに、心臓・血管の健康維持に役立つとも言われています。

牽引要因:動物用飼料の需要拡大

肉製品の消費の急増により、動物用飼料の需要は拡大することが予想されます。国連食糧農業機関(FAO)によると、生物活性成分を含む天然の材料や抽出物を家畜や家禽の飼料に添加することで、良い結果が得られるとされています。これらの添加物は、飼料効率、抗酸化状態、栄養消化、動物の健康、成長パフォーマンスを向上させることができます。畜産業界では、主に免疫系の疫病や、消化不良が大きな懸念材料となっており、リコピンは、鶏の抗酸化能と免疫機能を向上させ、脂質代謝を調節することが出来ます。さらに、リコピンを添加した飼料は、ブロイラーの肉中のコレステロール含有量を減少させました。抗酸化作用もあり、リコピンの需要は動物飼料セグメントで急増することが期待されています。

抑制要因:厳しい規制

食品添加物に関する厳しい規制は、リコピン市場の成長の妨げになります。例えば、FAOは、高用量に伴う健康リスクを回避するために、朝食用シリアルのβ-カロテンの上限を400mg/kgに規制しています。一方で、環境、人間、動物へのリコピンの影響を考えた規制は、業界の前向きな発展につながります。

市場機会:多く産業に見られる消費増

リコピンの世界市場におけるシェアの大部分は、健康成分という特性によって占められています。リコピンは、栄養補助食品、食品、パーソナルケア&化粧品、医薬品を含む様々な産業で消費量の増加を目の当たりにしています。また、リコピンは、健康成分のほかに着色料としての特性も持ちますが、食品産業における着色料としての用途は限定的であり、そのシェアは比較的小さいと言えます。一方、健康素材としての用途は拡大しており、市場全体におけるリコピンの成長をさらに後押しするものと思われます。



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