<ヴァセリン・ヒーリング・プロジェクト>全国延べ56団体、総計約5000個の製品寄付を実施!

~ 製品寄贈により「手肌」の保湿とともに、従事者の「心」の保湿にも寄与 ~

 ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役 社長:サンジェイ・サチュデヴァ)のスキンケアブランドである「Vaseline(ヴァセリン)」は、新型コロナウイルス感染症の対応に尽力されているエッセンシャルワーカーへの支援プロジェクト「ヴァセリン・ヒーリング・プロジェクト ―誰かのために頑張るあなたの手を守りたい―」のオンライン説明会を2022年2月4日(金)に開催いたしました。



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 登壇者は、ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング株式会社 「ヴァセリン」ブランドマネージャー 横井恵美氏、本プロジェクトの寄付パートナーである特定非営利活動法人ジャパンハート理事長兼小児科医 吉岡春菜氏、そして実際の寄付先である東北大学病院 看護部 副看護部長 今野朱美氏を迎えて実施いたしました。


オンライン説明会サマリー

●2021年「ヴァセリン」は、日々頻繁に行われる手洗い・アルコール消毒により、特に医療現場や福祉施設を中心に従事者の手荒れトラブルが深刻化している状況に着目。スキンケアブランドとして、従事者の手を守るサポートをしたいという想いから、消毒により”手荒れ”が気になるエッセンシャルワーカーに対して寄付プロジェクトを実施。
●本プロジェクトを通じて、全国にある医療・介護・保育施設等、延べ56団体に対して、「ヴァセリン オリジナル ピュアスキンジェリー」の限定デザインの売上金*の一部或いは、「ピュアスキンジェリー」の製品寄付を実施**。
●「ヴァセリン オリジナル ピュアスキンジェリー」の寄付先を募集した公募キャンペーンでは、全国20都道府県の53団体から申し込みがあり、応募先すべての団体へ製品を寄付。
●実際の寄付先からは「新型コロナウイルスの影響を受け、従事者の気持ちが疲弊するだけでなく、消毒等で手荒れや肌の乾燥もかなりしておりました。頂いたヴァセリンで肌も心も潤うと思います。」や、「新型コロナウイルスが猛威を振るっている中、日々緊張・疲弊している職員にとって、とてもありがたい贈りものになりました。」等、本プロジェクトに対する感謝の声が数多く寄せられている。 


1.「ヴァセリン・ヒーリング・プロジェクト」について(「ヴァセリン」ブランドマネージャー 横井氏)

 まずは「ヴァセリン」横井氏より、「ヴァセリン・ヒーリング・プロジェクト」について、プロジェクト発足の経緯や背景、活動内容についてのプレゼンテーションが行われました。

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◇世界的に行う「ヴァセリン・ヒーリング・プロジェクト」とは
 「ヴァセリン・ヒーリング・プロジェクト」は、貧困、災害、紛争など、様々な困難のため、肌の健康を維持することが難しい人々の、肌の健康を取り戻すことをサポートしたいという思いから、2015年より世界的に始動しました。スキンケアブランド「ヴァセリン」がブランドパーパスとして掲げる『~世界中の全ての人の肌を癒す。全ての人が前向きに人生を楽しめるように~』を実現するための活動の一環です。

◇日本国内で実施した「ヴァセリン・ヒーリング・プロジェクト ―誰かのために頑張るあなたの手を守りたい―」キャンペーンとは
 日本では「ヴァセリン」ブランド生誕150周年を記念し、2020年より本プロジェクトをスタートしました。スキンケアブランドとして、コロナ感染拡大以降、日々頻繁に行われる手洗い・アルコール消毒から特に医療現場や福祉施設などでは従事者の手荒れトラブルが深刻化している状況に着目。私たちの命と日常生活を守るために、日々、奮闘して下さっているエッセンシャルワーカーの方々の手を守りたいという想いから、2021年はアルコール消毒による”手荒れ”が気になるエッセンシャルワーカーを対象にした寄付活動「ヴァセリン・ヒーリング・プロジェクト ―誰かのために頑張るあなたの手を守りたい―」を実施しました。

 2021年の本プロジェクトでは、主に2つの活動を実施しました。1つ目は、「ピュアスキンジェリー」限定デザインの売上金*の一部と製品を寄付する活動で、「一般社団法人 医皇会様」「社会福祉法人 守里会様」への寄付にあわせて、寄付パートナーである「ジャパンハート様」への支援を実施しました。2つ目は、「ピュアスキンジェリー」寄付の公募キャンペーンを発足し、全国の医療・介護・保育施設などの53団体様からのご応募があり、製品をご提供いたしました。


2.エッセンシャルワーカーのアルコール消毒回数の現状について(「ヴァセリン」ブランドマネージャー 横井氏)

 続いて「ヴァセリン」横井氏より、プロジェクトの一環として行った医師、看護師、介護士、保育士の方を対象に「1 日に行うアルコール消毒の回数」に関する調査についてご紹介しました。      

◇エッセンシャルワーカーが高頻度で実施する消毒回数の現状
5 人に 1 人以上のエッセンシャルワーカーが 1 日 80 回以上のアルコール消毒を実施
 プロジェクトの一環として、医師、看護師、介護士、保育士の方を対象に「1 日に行うアルコール消毒の回数」に関する調査を実施しました。調査結果では、職業別の平均回数は医師 49 回、看護師 84 回、介護士 25 回、保育士 17 回。「1日に80回以上の消毒を行う」と回答した人は、全体の約18%で、約5人に1人が手荒れリスクのあるアルコール消毒を高頻度で行っていることが明らかとなりました。
 また看護師の方の調査結果からは、約4割近くが「1日100回以上」実施する状況が読み取れたことや、中には「1日300回以上」との回答もありました。さらに医師の方も、全体の約15%が「1日100回以上」と回答され、PCR検査を受診可能で、日常の健康相談や頼りにしやすい「一般内科クリニック」の医師の方の回数が高い傾向にありました。このように、医療従事者の方を中心に、エッセンシャルワーカーの方々の手が、非常に酷使されている状況にあることが、今回の調査で明らかになっています。


3.徹底された感染予防対策の現状(トークセッション)

 3つ目のプログラムでは、現場における「感染予防対策」の状況や、コロナ前からコロナ後で変化した医療現場の実態等について、「ヴァセリン」横井氏、「ジャパンハート」吉岡氏、「東北大学病院」今野氏を交えて、トークセッションを実施しました。

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◇医療現場における消毒及び、感染対策の現状について
「ジャパンハート」吉岡氏:医療者のおかれている現状によって個人差があるかもしれませんが、小児科医として最低でも「1患者1手洗い・消毒」は徹底しています。その他、何かに接触した後や病室に入る前後など、一日の患者数によって回数も異なりますが、1日最低でも30回以上は実施しています。1回毎に手のひらにアルコール液が溜まるくらいの量で手首まで消毒を行うため、実際かなり手荒れが進行しています。業務面では、乾燥により手がザラザラしている為、小児や赤ちゃんの診察ではザラザラの指で触ると時々泣かれることもあります。また私生活では、爪の周囲と親指と人差し指の乾燥が特に激しく、本のページやスーパーの袋をめくれないことや、手掌の常在菌のバリアがなくなるためか、小さな傷がなかなか治らない、シャンプーが染みるなど、消毒による手荒れで業務・生活ともに支障をきたしている状況です。

「東北大学病院」今野氏:当院の標準予防策では「手指衛生を5つの場面で実施すること」を義務付けています。具体的には、1.患者さんに触れる前、2.清潔・無菌操作直前、3.体液に曝露した後、4.患者さんに触れた後、5.患者さん周囲の環境に触れた後です。看護師は患者さんの食事や排せつ、清潔の介助、注射や傷の手入れなど、一日に何度も患者さんに触れますので、回数はおおよそ患者さんに触れた回数、患者さんの周囲の環境に触れた回数、処置の回数×2が想定されます。当院でも消毒により手荒れは深刻化しており、趣旨衛生と同時に、保湿も推奨されています。手荒れで皮膚が損傷することで消毒が不十分になり、細菌に感染しやすくなることや、気持ち的面でも、傷・乾燥が気になり、集中力が低下したり、感染対策及び医療従事者の気持ち的側面からも、手荒れは非常に避けたい問題です。

◇一般の方々が見直すべき感染対策の基本について
「ジャパンハート」吉岡氏:基本ではありますがマスク、手洗い、消毒によって、感染リスクはかなり抑えることが出来ます。特に消毒については、ウイルスはどこにでも存在するため、「1接触1消毒」を心掛けることが大切です。アルコールもこぼれるくらい量で、爪の間や手首などまんべんなく行うことで感染対策の効果が発揮されます。

「東北大学病院」今野氏:消毒については「1接触1消毒」を基本とし、特に「指先」「指の間」「しわ」「傷」等の箇所が不十分になりやすい為、日常的に意識しながら実施いただきたいです。

◇オミクロン株やブレイクスルーによる医療現場の現状について
「ジャパンハート」吉岡氏:新型コロナウイルス感染症の症状有無に関わらず、ゴーグルや防護服、患者接触後の定期的なうがい等が当たり前になりました。故に必要物資が増え、支援物資が全く足りていない状況です。また感染症が多いこの時期の小児の発熱は、様々な原因があるため、診断の判別にかなり配慮が必要で、コロナ前と比較し、一人ひとりの診察に時間を要すようになっています。

「東北大学病院」今野氏:来院された患者さんとそのご家族皆さんに対して、問診・行動歴について伺い、新型コロナウイルスの水際対策を行っています。陽性者だけでなく、陽性疑いの患者さんも同じ対策を講じる必要があるため、個室の病室の確保が困難になることがあります。水平感染防止の観点から、陽性患者さんの受け持ち看護師は他の患者さんを受け持てませんので、普段より多くの看護師が必要な状況です。


4.「ヴァセリン・ヒーリング・プロジェクト」製品寄付について

 本プログラムでは「ヴァセリン」横井氏より、製品寄付先や寄付先からの感想コメントの紹介を行いました。

◇寄付団体のご紹介
 公募キャンペーンでの製品寄付では、約17の都道府県にある医療団体(クリニック、大学病院、訪問医療事業等)、調剤薬局、保育園(家庭保育園、認可保育園等)、介護施設(訪問介護事業所、高齢者福祉施設)、障害児施設などの計53団体へ寄付を実施しました。

◇寄付団体から及び、「ジャパンハート」吉岡氏・「東北大学病院」今野氏からの感想コメント
 「新型コロナウイルスの影響を受け、職員不足による残業などで気持ちが疲弊するだけでなく、園内消毒等で手荒れや肌の乾燥もかなりしておりました。」や「新型コロナウイルスが猛威を振るっている中、日々緊張・疲弊している職員にとって、とてもありがたい贈りものになりました。」など、製品寄付後、各団体から感謝のコメントをお送りいただきました。

「ジャパンハート」吉岡氏:医療現場は女性が働く比率が高く、人から一番見られ・気を遣う「手」のトラブルにより「心」も敏感になっている方も多いと思います。だからこそ、今回ジャパンハートを経由して実施した寄付先からは、「現場のニーズを把握してくださった大変ありがたいプロジェクト」として沢山のポジティブなコメントがありました。「ヴァセリンによる手指の保湿」だけではなく、従事者の「心の保湿」にも繋がる大変価値あるプロジェクトだと感じています。

「東北大学病院」今野氏:看護師は医療職であると同時に、子供を持つ親であり、親の介護を担う子でもあります。高頻度な消毒により、エッセンシャルワーカーが「手荒れ」で苦悩していることを、ご理解・サポートいただいたことは、実際の医療従事者として大変感謝しています。寄付いただいた「ヴァセリン」により、従事者の「気持ちの荒れ」も収まり、心の潤いにも繋がっていると感じています。


スキンケアブランド「ヴァセリン」としての今後の展望

 「ヴァセリン」は、「全ての人の肌の健康を維持することへのサポートを通じ、全ての人が毎日を楽しく過ごせ、人生を前向きに過ごせることを応援したい」と願っているブランドです。そのブランドの想いを叶えるため、これからも社会のニーズに合わせた「ヴァセリン・ヒーリング・プロジェクト」の実施と、より良い製品をお客様へ届けるための努力を継続していきます。


「ヴァセリン・ヒーリング・プロジェクト」とは


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 身体の健康と比較し、肌の健康は見過ごされがちです。けれど、肌は、厳しい外界の環境から、私達を最前線で守ってくれています。その肌が健康でないとき、私達は、肌を隠したくなったり、気になって大切な何かを楽しめなかったりしないでしょうか。
 ヴァセリンは、私達が毎日を前向きに過ごすために、肌の健康は欠かすことが出来ないと考え、より多くの人が、人生を前向きに過ごせるよう、スキンケアを通じ、サポートしたいと願っています。


*:メーカー出荷額 **:配送手配中団体も含む(2022年2月10日時点)

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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