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【香港2022年1月5日PR Newswire=共同通信JBN】2年前のコロナウイルスの大流行以来、ワクチンは話題のトピックになっている。DreamTec Research Limited(DreamTec, リンク )は、COVID-19経口ワクチンの開発で大躍進を果たした。国際的医学誌「Vaccines」(リンク )最新号に掲載された査読付き論文で、SARS-CoV-2のスパイクタンパク質受容体結合ドメイン(sRBD)を表面に発現させた枯草菌(B. Subtilis)芽胞が、中和抗体を産生することを証明したのである。DreamTecは、新たなCOVID-19経口ワクチンのパイロット試験を実施、マウスとヒトのボランティアの両方で、副作用なく免疫反応を発現させた(ClinicalTrials.gov識別子:NCT05057923)。
DreamTecの最高科学責任者、Kwong博士は「われわれは、安全で効果的、かつ投与が容易なCOVID-19経口ワクチンづくりを目指している」と語った。枯草菌抗体増強剤は、室温で保存可能で、少なくとも6カ月間は安定した状態を保てると英メディア「Clinical Trials Arena」(リンク )で紹介され、その使用に世界中が注目している。Kwong博士は、スパイクタンパク質は血流には乗らないと付け加えた。
枯草菌は、芽胞を形成することでヒトの腸内細菌叢環境で生存可能であることから選択された。米食品医薬品局(FDA)からも、「一般に安全と認められる(GRAS)」(リンク )と認定されている。従来のワクチンの効果が変異株の出現のたびに損なわれていることについて、Kwong博士は「この概念モデルは数カ月でつくれたので、必要なら将来、オミクロンなど他のSARS-CoV-2変異株についても同じことができる」と明らかにした。
Kwong博士は「われわれは、業界パートナーと協力して前臨床試験を実施し、ヒトに使用した場合の安全性懸念を評価する予定だ」と語った。DreamTecは、経口抗体増強剤を、数十億個の枯草菌芽胞入りのカプセルの剤形で製造することを想定している。この遺伝子組み換え芽胞は小腸で放出され、そこで粘膜特異的免疫反応を生じさせる。これにより、ワクチン接種済みの人のSARS-CoV-2に対する免疫防御能を増強する、安全で効果的なアプローチが可能になる。
Kwong Wai Yeung博士によって設立されたDreamTecは、貴重な組換えタンパク質の発現、RNA、幹細胞培養など最先端のバイオテクノロジーを開発するバイオテクノロジー企業である。
ソース:DreamTec Research Limited
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(画像説明:A:DreamTecがつくった枯草菌芽胞。 B:ヒトのパイロット試験。スパイクタンパク質に対する中和抗体レベルは、42日後に大幅に上昇。C:Vaccines誌に掲載)
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(画像説明:DreamTecのKwong博士、Sung博士、Wu博士、香港都会大学(HKMU)のSze教授)
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