埼玉工業大学と群馬ボートが自動運航技術の開発で協力 ~八ッ場ダムの水陸両用バスの自動運転・運航の開発を強化 ~

埼工大 2021年12月07日 18時48分
From PR TIMES

埼玉工業大学(本部:埼玉県深谷市、学長:内山俊一、リンク 、以下「埼工大」と称す)と、群馬ボートライセンススクールを運営する有限会社籠島装業(本社:群馬県高崎市、社長:籠島真二、リンク 、以下「群馬ボート」と称す)は、小型船舶の自動操舵技術の開発に関する協力体制を構築しました。



 埼工大は、水陸両用バスの自動運転・運航の技術開発を強化するため、小型船舶での自動操舵の実験 協力において、群馬ボートと業務委託契約を締結しました。この契約により、群馬ボートは実験艇借用 と運用、小型船舶操縦の法令等、小型船舶に係る専門的なアドバイスの提供などで協力します。 両者はすでに、群馬県と埼玉県にまたがる下久保ダムの神流湖(かんなこ)において、群馬ボート所 有のクルーザを使用した自動操舵の技術の実験を開始しました。両者の協力体制により、自動操舵技術 の効率的な開発を目指します。

 群馬ボートは、小型船舶操縦の免許取得に向けた教育やライセンスの交付に関する業務を通して、小 型船舶に関する豊富な経験を持ち、小型船舶も所有しています。それを活かして、埼工大が取り組む水 陸両用バスの自動運転・運航の技術開発に協力し、支援していきます。神流湖において、小型船舶の自 動操船技術の実験として、経路追従や障害物除けの実証実験をしていく予定です。
[画像1: リンク ]

写真1

[画像2: リンク ]

写真2

 埼工大は公益財団法人日本財団(以下、「日本財団」と 称す)の「無人運航船の実証実験にかかる技術開発共同プ ログラム」に、「水陸両用無人運転技術の開発 ~八ッ場 スマートモビリティ~」のメンバーとして水陸両用無人運 転・運航技術を共同開発するために参加しています
[画像3: リンク ]

図3:

 このプロジェクトは、ITbook ホールディングス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:前 俊守、リンク)(以下、「ITbook ホールディングス」と称す)がコンソーシアム の代表となり、長野原町、日本水陸両用車協会、エイビットがメンバーとして参加しています。 合わせて、埼工大と ITbook ホールディングスの子会社である ITbook テクノロジー株式会社(本社: 東京都港区、社長:菊田志向、リンク)と共同開発を実施しています。
 
 埼工大は、世界初の水陸両用バスの自動運転・運航を実現するチャレンジを群馬ボートライセンスス クールの協力により強化していきます。

<参考情報>
●埼工大の水陸両用バスの自動運転・運航システムの取り組み
埼工大は、ITbook テクノロジーとの共同研究契約により、自動運転・運航の水陸両用バスの実験車両 兼船舶の開発と、ソフトウェアを設計・開発しています。本共同研究では、埼工大の自動運転バスにも 用いられている、ジョイスティックロボカー技術及びオープンソースの自動運転ソフトウェアである Autoware(*)をベースに、水陸両用バスの自動運転・運航システムを構築します。 このシステムを用い、主に次の技術の実証実験を行います。 (1)離着水・離着桟における位置推定及び自動運航技術 (2)水上障害物検知及び回避のための技術 (3)ローカル5G等を用いた遠隔操作技術
・埼工大 自動運転特設サイト:リンク

●埼玉工業大学について
1976 年 4 月に現在の深谷市で大学を設置し、創立 45 年目を迎えます。埼玉工業大学は、工学部(機 械工学科、生命環境化学科、情報システム学科)の 3 学科 7 専攻と、人間社会学部(情報社会学科、心 理学科)2 学科 4 専攻、計 11 専攻の学部で構成されます。 大学院において、工学研究科では、「機械工学専攻」、「生命環境化学専攻」、「情報システム専攻」の 3 専攻があり、人間社会研究科では、「情報社会専攻」と「心理学専攻」の 2 専攻があります。学部学生、 計 2,374 名、大学院生、計 95 名(2021 年 5 月現在)が学んでいます。

●群馬ボートライセンススクールに関して
主たる業務は、小型船舶操縦士の教習実施と試験開催(2021 年 410 名の受講者)、北関東の免許更新 の開催(年間平均 1000 人受講者)です。加えて、国から委託された小型船舶操縦士の国家試験機関 (一 財)日本海洋レジャー安全・振興協会と協力し、関東地区で唯一毎年、小型水難救助艇操縦士(JPBOT) の養成講習を行っている教習所です。JPBOT は公的機関が動力ボートを運用して水難救助を効果的に 行う講習と試験であり、群馬、埼玉、長野県の消防が受講しています。また、群馬県内の消防本部(現 在1本部、2022 年はさらに 2 本部予定)と協定を結び、水害時に船艇を消防本部の水難救助活動に無 償で貸出すことや、運用における航行の知識と技術、法令順守のアドバイザーとしても活動しています。

<関連情報>
・日本財団プレス:世界初、無人運航船の実証実験を開始(2020.06.12)
リンク

・『水陸両用無人運転技術の開発 ~八ッ場スマートモビリティ~』の実証実験プロジェクト(2020.07.06)
リンク

・埼玉工業大学、ITbook と水陸両用無人運転・運航技術を共同開発(2020.07.03)
リンク

*:「Autoware」は The Autoware Foundation の商標です。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]