2020年11月のウイルスレビュー

Dr.Webの統計によると、2020年11月に検出された脅威の合計数は前月と比較して1.75%減少し、一方でユニークな脅威の数は5.26%増加しています。検出された脅威の多くをアドウェアやダウンローダ型トロイの木馬が占めていました。メールトラフィック内で多く検出されたマルウェアは、.NET言語で記述されたバックドア、バンキング型トロイの木馬 Trojan.SpyBot.699、 Microsoft Officeプログラムの脆弱性を悪用するマルウェアなど多岐にわたっています。

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11月にDoctor Webテクニカルサポートサービスに寄せられたデータ復号化のリクエスト数は10月と比較して3.08%減少しています。最もアクティブな暗号化ランサムウェアは Trojan.Encoder.26996 で、リクエスト全体の36.68%を占めていました。

11月の主な傾向
アドウェアが依然として最もアクティブな脅威の1つとなる
メールトラフィック内でユニークな脅威の数が増加
11月の脅威
2020年11月、Doctor Webのウイルスアナリストは企業ユーザーを標的としたフィッシング攻撃を検出しました。攻撃者は被害者に悪意のある添付ファイルを開かせるためにソーシャルエンジニアリングを使用しています。添付ファイルには Remote Utilities ソフトウェアを密かにインストールして起動させるトロイの木馬が含まれています。同時に、トロイの木馬のコンポーネントもまた添付ファイルに含まれています。コンピューターが感染すると、プログラムはユーザーに隠れて動作し、攻撃者はそのコンピューターを不正に遠隔操作することができるようになります。

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