グーグルのクラウドを支えるテクノロジー > 第84回 Autopilot:クラスタ管理システムのオートスケーリング機能(パート1)

CTC教育サービスはコラム「グーグルのクラウドを支えるテクノロジー > 第84回 Autopilot:クラスタ管理システムのオートスケーリング機能(パート1)」を公開しました。

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はじめに

 今回からは、2020年に公開された論文「Autopilot: Workload Autoscaling at Google Scale」を元にして、Googleのデータセンターのクラスター管理システム(Borg)で用いられる、オートスケーリングの仕組み(Autopilot)を紹介していきます。今回はまず、垂直スケーリングに用いられる、リソース使用量の予測モデル(統計モデル)を解説します。

Autopilotの概要

 前回の記事では、Googleのデータセンターでは、独自のクラスター管理システム(Borg)により、さまざまなジョブ(アプリケーション)をコンテナでデプロイしている事を説明しました。1つのジョブに対して、複数の「Task」が起動しますが、この際、1つのTaskに割り当てるCPU時間とメモリー容量の上限(垂直スケーリング)、および、Taskの数(水平スケーリング)を設定することができます。Autopilotは、稼働中のジョブに対して、これまでのリソース使用状況に基づいて、これらの設定値を自動調整する機能を提供します。全体の構成は、図1のようになります。

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