パイオニアと広島大学の共同研究による聴診音解析AIを応用した「呼吸音遠隔モニタシステムに関する研究開発」が新型コロナウイルスへ対応する取り組みとしてAMEDの「ウイルス等感染症対策技術開発事業」に採択



 パイオニアは、主力のカーエレクトロニクス事業のほか、独自の光・音・映像技術を用いた医療・健康機器関連事業を展開しており、2013年より広島大学大学院医系科学研究科救急集中治療医学と、医療現場における聴診の課題※を解決するための共同研究を行っています。

 このたび、同大学の志馬 伸朗教授を代表者とする「呼吸音遠隔モニタシステムに関する研究開発」が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が公募する「ウイルス等感染症対策技術開発事業」に採択されました。本公募は、感染症の課題解決につながる研究開発や、「新型コロナウイルス感染症」対策として現場のニーズに対応した機器・システムの基礎研究・実証・改良研究を支援することを目的としており、その一つとして採択された本研究開発には、当社の電子聴診器および聴診音解析AI技術が用いられています。

※ 医師その他医療従事者の聴感による主観的評価である聴診は、評価のばらつきや、情報共有が難しい点など、多くの課題が挙げられています。

【研究開発の概要】
 当社はこれまで、広島大学との共同研究活動を通じて、電子聴診器を用いた呼吸音を可視化できる解析システムの技術を開発してきました。本研究開発では、それらの技術を基に、重症患者や経過観察中の軽症患者のケアにおいて、医療従事者の感染リスクを抑制するために、患者に接触することなく呼吸状態を定期的に観察して重症化兆候を捉え、迅速かつ的確な処置・介入判断を行うための評価手段として利用可能なシステムの開発、製品化を目指します。

※AMEDによる「ウイルス等感染症対策技術開発事業(実証・改良研究支援)」の「ウイルス等感染症対策に資する医療機器・システム等の改良研究支援」に採択された本研究開発は、広島大学を代表機関、パイオニア株式会社を分担機関として、令和二年度に実施します。

今後も当社は、長年培ってきた独自の技術を活かした医療・健康機器関連事業の推進を図ることで、社会に貢献してまいります。

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の公募に関する採択結果について:
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広島大学の志馬 伸朗教授による「呼吸音遠隔モニタシステムに関する研究開発」について:
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パイオニアの医療・健康機器関連事業について:
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※今回の研究開発ではパイオニア独自の音響技術を駆使した電子聴診器関連技術が用いられています

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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