グーグルのクラウドを支えるテクノロジー > 第74回 VPCネットワークを支える仮想ネットワーク基盤:Andromeda(パート2)

CTC教育サービスはコラム「グーグルのクラウドを支えるテクノロジー > 第74回 VPCネットワークを支える仮想ネットワーク基盤:Andromeda(パート2)」を公開しました。

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はじめに

 前回に引き続き、2018年に公開された論文「Andromeda: Performance, Isolation, and Velocity at Scale in Cloud Network Virtualization」を元にして、Google Cloud Platform(GCP)のVirtual Private Cloud(VPC)ネットワークを支える仮想ネットワーク基盤を紹介していきます。今回は、Andromedaを構成するコントロールプレーンとデータプレーンについて、具体的なアーキテクチャーを解説したいと思います。

Andromedaの全体像とコントロールプレーン

 まず、次の図1は、論文に記載されているAndromedaの全体像になります。上半分は、仮想ネットワークの構成を行う管理系の部分で、SDNの用語で言うとコントロールプレーンにあたります。そして、下半分は、ホスト上のVMが外部とのネットワーク通信を行う仕組みを表しており、SDNの用語で言うとデータプレーンにあたります。

 はじめに、コントロールプレーンの概要を説明します。Googleのデータセンターには、複数のサーバーを束ねたクラスターが配置されていますが、それぞれのクラスターに対してコントロールプレーンのセットがインストールされており、該当のクラスター内のホスト、および、VMの構成情報を保持します。コントロールプレーンの処理をクラスターごとに分散化して、スケーラビリティを確保する仕組みになります。

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