ギュスターブ・ルシーによれば、ホルモン療法は女性のクオリティオブライフに大きなインパクトをもたらす

Institut Gustave Roussy 2019年10月10日 11時42分
From 共同通信PRワイヤー

ギュスターブ・ルシーによれば、ホルモン療法は女性のクオリティオブライフに大きなインパクトをもたらす

ギュスターブ・ルシーの研究によれば、ホルモン療法は女性のクオリティ オブ ライフに化学療法よりも大きなインパクトをもたらします

AsiaNet 80938
                                                                                                   2019年10月8日、ヴィルジュイフ

パリ、2019年10月9日/PRニュースワイヤー/ --
本日「Annals of Oncology(腫瘍学年報)」上で発表されたコホートCANTOの分析は、「乳がんに侵された女性のクオリティ オブ ライフにホルモン療法と化学療法がもたらすインパクト」に関するこれまでの概念を覆す内容を明らかにしています。従来の一般理解に反し、乳がんに高い効果を有するホルモン療法が、とりわけ閉経を迎えた女性に対してより強く長期的なインパクトをもたらしうること、化学療法のマイナス影響は前者に比すとより過渡的であることが明らかにされました。5~10年にわたるホルモン療法が世界的に推奨されている現在、抗ホルモン治療に対して深刻な症状を示す女性に適切な処置を講じ、治療上の漸減を享受しうる女性を特定することが要されます。
乳がんの腫瘍学者であり、ギュスターブ・ルシーの「癌腫学における新治療ターゲットの特定」研究部( (Inserm/パリ・シュッド大学/ギュスターブ・ルシー)の研究員でもあるイネス・ヴァズ=ルイス医師のもとで、これらの研究が進められました。

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ヴァズ=ルイス医師によれば、「コホートCANTOの分析結果によって、抗ホルモン治療が女性のクオリティ オブ ライフに与えるインパクトが、化学治療のものより低いとはいえないことがはじめて明らかにされました。それどころか診断時に観察されるクオリティ オブ ライフの悪化が2年後にも存続し、化学療法の影響の方がより過渡的であることが分かりました」。

この研究の枠内において、研究者が診断時、1年後、そして2年後にわたって4262名に上る乳がん患者(ステージ1~3)のクオリティ オブ ライフを測定しました。これらの患者の治療は手術と、それぞれに化学療法と放射線療法が組み合わされています。この治療の後に、約70%の患者が最低5年間のホルモン治療を受けています。研究チームはあらゆるタイプのがん患者に用いられるクオリティ オブ ライフ測定ツール(EORTC QLQ-C30)と、乳がん患者に用いられるクオリティ オブ ライフ測定ツールを連合的に使用しています (QLQ-BR23)。

研究対象とされた患者全般において、診断2年後に全体的なクオリティ オブ ライフの悪化が観察されています。この悪化はホルモン療法を受けた患者において多く見られ、なかでも閉経後の患者に目立って観察されました。対する化学療法のインパクトは閉経前の患者に多く、特に認知機能の低下となって表れています。

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(日本語リリース:クライアント提供)

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